100%みんなが良いって思う楽曲なんて無い
――犯罪の内容によってはCD全回収とかになりますからね…やめましょう…。以前るあなさんのインタビューで『アヴァロン』の時は反発があったとおっしゃっていましたよね。
綴:今は「『アヴァロン』めっちゃ良い曲~」って感じだね。
MiA:あの時期に出したのは正解だったよね。激しいV系が好きな人でも、心の中ではキャッチーなものが好きな部分もあると思うんですよ。それをうまく昇華した作品を作っていきたいな。
――「許容されるようになって嬉しい」、逆に「反発されたほうが面白いな」みたいに思うことはありますか?
MiA:どっちもですね。このあいだネットの藤沢(数希)さんと堀江(貴文)さんの対談記事を読んだんです。それで面白かったのが、例えば本を出した時に何割がこういう印象を持つみたいなことを想定するらしいんですよ。僕も「こんな曲を出したら何割かの人がこう思うかも、もう何割はこう思うかも」みたいなことは想定して作るんです。2割くらい反発があるなと思って作った曲への反発がゼロだったら、「俺の読みが外れてる…」ってなりますし(笑)。
綴:ただ100%みんなが良いって思う楽曲なんて無いじゃないですか。「今回の新曲微妙じゃない?」くらいの刺激がないと(笑)。好きなバンドでもたまにそういう時ありません? しばらくして改めて「この曲、良い曲じゃね?」って感じる時もあるじゃないですか。
――それはありますね。
綴:だから何言われても好きなことやって好きな曲をやって、タイミングはMiAが考えてくれるんで。
――恋一さんは?
恋一:言ってしまえば適当ですからね。はい。雑誌関係のインタビューは適当なんですよ。思ってもないことをポンポン言ってるんで。自分が言いたいことは必ずブログみたいなメディアか、口頭でしか言わないし。だからこの発言にも深い意味は無いです。
――たしかにブログやinstagramも表現の一貫としてやってるイメージがあります。
恋一:全部趣味ですけどね。バンドも趣味だし、やりたいからやってるだけ。極端な話、お客さんが0でもやるし。そういうスタンスでやっております。