韓国では有名な「鏡浦台桜祭り」。一面“サクラミチ”になりそう 写真提供:江原道、韓国観光公社

ロマンチックな桜の旅に出かけたい!

少しずつ暖かくなってきて、桜が恋しい季節になってきましたね! 日本では開花宣言も出ましたが、お隣の韓国では日本より少し遅れて桜の季節が訪れます。

韓国にもいくつか桜の名所があるはご存知でしょうか? 中でも、江原道・江陵にはソウルをはじめ韓国中の人々が花見に訪れる有名な桜の名所があり、毎年桜祭りが開催されているんですよ。

鏡浦台湖畔
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全国的に有名なのは、「鏡浦台(キョンポデ)桜祭り」です。鏡浦台とは、韓国式の八作屋根の大きな楼閣です。内部には、高麗時代の15代目の王である粛宗(1095年~1105年)の直筆の詩や、5,000ウォン札に描かれている儒教学者・栗谷(ユルゴク)が10歳の時に書いたと言われる鏡浦台賦をはじめ、偉人の記文や詩板などがあり、地方有形文化財第6号に指定されています。

そして、ここ鏡浦台は、昔から韓国では関東八景(※関東は朝鮮時代の江原道地方の地名)と呼ばれる程、月見の名所としても知られているんです。恋人と酒を酌み交わしながら、ここから見える“5つの月”を愛でた朝鮮の文人・鄭澈(チョンチョル)の詩がとても有名です。

“5つの月”とは、月に浮かぶ月・海に映る月・湖に映る月・杯に映る月・恋人の目に映る月のこと。日本で人気の江原道で製造されている韓国焼酎「鏡月」は、この詩をもとに名付けられたそう。なんともロマンチックですね!

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