「女子部JAPAN(・v・)」とケイ・オプティコムは3月25日、女性ユーザーを集めて「節約アドバイザーによる脱・浪費女子のススメ」と題したイベントを開催した。
ケイ・オプティコムは、「mineo(マイネオ)」のサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)。「MVNOが提供するSIMは安い」「格安SIM」というイメージや言葉は広がっているが、現在、MVNO業者が多すぎて、各社の特徴やサービス内容、どのぐらい安くなるのかなどがあまり知られていない。特に女性の認知度は低い。
一方、「女子部JAPAN(・v・)」は都恋堂が運営する部活型コミュニティ・メディア。2010年4月に女性でもiPhoneを使いたいという要望を叶えるメディア、をコンセプトに「iPhone女子部」を立ち上げた。2015年1月には、iPhoneだけではなく、女性に関心の高いあらゆる情報を発信する「女子部JAPAN(・v・)」と改名した。現在、2万6000人の会員を有する。
イベントではまず、節約アドバイザーとして活躍する和田 由貴さんが作成したアンケートに回答してもらい、その結果をもとに五つの「浪費タイプ」に分類。参加者によっては二つ、三つのタイプにまたがる浪費傾向の人もいた。
その後、各タイプの傾向と対処法を和田さんが説明すると、会場からは「ああ……」「あるある」など、苦笑いとため息が漏れた。具体的な対処法は各タイプとも異なるが、ベースとなるのは「購入する際は本当に必要なのか考え、締めるべきは締める」。この締める=節約すべき項目について、和田さんは「いまは生活費のなかで通信費が占める割合が高いく、そして一番削りやすい」と通信費が見直すべきポイントだと説明した。
参加者に1か月の携帯料金を聞いたところ、7000円から1万円と答えた人が一番多かった。実際にMVNOを活用している和田さんは「MVNOを利用することで、通信費を抑えることができる。子どもにも使わせているが、1か月の通信費は1000円以下」と説明すると会場からどよめきが起きた。
次にケイ・オプティコムの経営本部 モバイル事業戦略グループの津田 和佳グループマネージャーが、MVNOの特徴、疑問に答えた。MVNOとは何か、なぜ安いのかの項目では、大手キャリアの回線、無線通信基盤を借りているので設備投資がかからず、安く提供できると説明し、決して安い=質が悪いのではないと強調した。
さらに、料金については「お手持ちのiPhoneはそのままでmineoに変えると月額1310円になる場合もある」と説明。月額500MBまでパケットを利用できるauプラン デュアルタイプ(データ通信+090音声通話)であれば、月額料金を税抜1310円に抑えることができる。3GBのプランなら1510円だ。通信費が毎月5000円以上節約できるとあって、参加者は大いに興味を示した。
このほか、大手キャリアからmineoに変更した場合、キャリアメールが使えないこと、LINEのID検索ができないこと、一部機種でテザリングができないこと、通話のかけ放題プランがないこと、リアル店舗が少ないことなどの注意点も丁寧に説明した。
この後、ケイ・オプティコムのスタッフが各テーブルを回り、iPhoneを使いながらSIM交換やネットワーク設定の手順を説明。参加者からの質問にも丁寧に答えた。(BCN・山下彰子)