ハイレゾの認知度調査結果
高級価格帯のヘッドホン・イヤホン利用率は「ソニー」製が最も高い比率を占めていることが、1万円以上の製品購入者600人を対象としたBCNの調査で明らかになった。高級志向のユーザーは音質にこだわる人が多く、「ハイレゾ」にも強い関心を持っていることもわかった。
調査は2015年12月25日から3日間、3年以内に1万円以上のヘッドホン・イヤホンを購入した人を対象にインターネットで実施。回答者の性別は、男性が8割、女性が2割。年代別では、30代が24.8%と最も高かった。購入先は、店頭とネットがきっ抗した。
ヘッドホン・イヤホンメーカーの所有率は、「ソニー」が29.0%で首位。2位は「ボーズ」の21.5%で、3位は「オーディオテクニカ」の9.2%だった。「ソニー」については、全体の63.5%が「今までに購入したことがある」と回答。他の2社の製品を選んだ人が購入の際に比較したメーカーとしても最高の割合で、市場での存在感が際立った。
注目のハイレゾは、41.0%が「概要は知っている」と回答し、「詳しく理解している」が28.0%。合計すると約7割が認知していることが分かった。ハイレゾ音源の所有率は4割弱となったが、ユーザーの70%近くが「興味がある」と答えており、曲の価格や対応製品の状況によって今後、さらに普及する可能性がある。
また、購入時に重視したポイントは「音質」が76.8%とトップとなり、2番目の「装着感」に約2倍の差をつけた。接続機器は「スマートフォン」が約半数で、「ノートパソコン」が続く。製品の活用場所は、「自分の部屋」が6割に迫る勢いを示した。
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