NTTドコモは、5月11日、2016年夏モデルとして、スマートフォン(スマホ)5機種、タブレット端末1機種、モバイルWi-Fiルータ1機種と、7月から提供する新サービスを発表した。うち、スマホ3機種は、音声通話がよりクリアになる国内初の通話サービス「VoLTE HD+」に対応する。
「Galaxy S7 edge SC-02H」は約5.5インチの大画面ながら、従来モデルの両面エッジスクリーンを踏襲し、手にフィットする持ちやすいデザインを実現。エッジ部分の表示スペースを拡大することで、アプリや連絡先のアクセスがより快適になった。
最大の特徴は、デジタル一眼レフのデュアルピクセル技術をスマホに世界で初めて搭載したこと。F値1.7の明るいレンズと大型ピクセルによって、薄暗い場所でも被写体を明るく撮影することができる。ホームボタンの2度押しで、カメラを約0.7秒でクイック起動する機能も搭載する。
バッテリ容量はドコモのスマホ史上最大の3600mAh。Super AMOLED有機ELディスプレイの解像度はクアッドHD(2560×1440)、OSはAndroid 6.0、RAMは4GB、ROMは32GB、有効画素数はメインカメラが約1220万画素、インカメラが約500万画素。カラーはブラックオニキス、ホワイトパール、ピンクゴールドの3色。新端末に合わせて発表したドコモの独自技術「VoLTE(HD+)」「スグ電」「おすすめ使い方ヒント」「Premium 4G」に対応する。発売日は5月19日。
「Xperia」シリーズの新モデルとなる「Xperia X Performance SO-04H」は、これまでのZシリーズのガラス素材で統一したデザインを一新し、背面にメタル素材を採用。本体エッジはラウンドフォルムにすることで、フィット感が向上した。
ソニーのデジタル一眼カメラαシリーズで採用しているオートフォーカス技術を応用し、被写体の動きを予測してピントを合わせ続ける「先読みオートフォーカス機能」を新搭載。撮影開始時に被写体を指定すると、動きに合わせてフォーカスが自動で追尾する。
カメラ起動から撮影までにかかる時間は約0.6秒に短縮。ホーム画面からワンタッチでシャッターを切ることができるので、一瞬を逃さずしっかりと記録することができる。有効画素数はメインカメラが約2300万画素、インカメラが約1320万画素。インカメラは画角を広げ、セルフィーに最適化した。
ディスプレイサイズは約5.0インチで、解像度はフルHD(1920×1080)。OSはAndroid 6.0、RAMは3GB、ROMは32GB、バッテリ容量は2570mAh。カラーはホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールドの4色。「VoLTE(HD+)」「スグ電」「おすすめ使い方ヒント」「Premium 4G」に対応する。発売日は6月中旬。
「AQUOS ZETA SH-04H」は、表示できるコマ数が従来の60Hzから120Hzに倍増した「ハイスピードIGZO」を搭載し、スクロール時の画面表示が滑らかになった。また、長いウェブページを自動でスクロールする「スクロールオート」機能を新搭載し、ブラウジングの快適性が向上した。
ディスプレイサイズは約5.3インチで、解像度はフルHD(1920×1080)。OSはAndroid 6.0、RAMは3GB、ROMは32GB、バッテリ容量は3000mAh。カラーはホワイト、ブラック、グリーンの3色。「VoLTE(HD+)」「スグ電」「おすすめ使い方ヒント」に対応する。発売日は6月上旬。
「arrows SV F-03H」は、使い心地と触り心地に注力。アルミフレームのボディにはハードアルマイト処理を、背面パネルには傷や指紋がつきにくいハードコート処理を施した。防水・防塵機能を搭載するだけでなく、落下時に画面が直接地面に触れないように画面の縁を立てるなど、安心して使用できる工夫を随所に盛り込んだ。
ディスプレイサイズは約5.3インチで、解像度はHD(720×1280)。OSはAndroid 6.0、RAMは2GB、ROMは16GB、バッテリ容量は2580mAh。カラーはゴールド、ブラック、ホワイトの3色。「スグ電」「おすすめ使い方ヒント」に対応する。発売日は6月下旬。
ディズニーモバイルとのコラボレーションモデル「Disney Mobile on docomo DM-02H」は、背面にミッキーとミニーのデザイン、前面にはスワロフスキー・クリスタルストーンのミッキーアイコンをデコレーション。着信時には背面にハートのイルミネーションが浮かぶなど、凝った演出を満載する。
ディスプレイサイズは約5.2インチで、解像度はフルHD(1920×1080)。OSはAndroid 6.0、RAMは2GB、ROMは16GB、バッテリ容量は2900mAh。カラーはピンク、ホワイトの2色。「おすすめ使い方ヒント」に対応する。発売日は7月下旬。
タブレット端末「arrows Tab F-04H」は、タブレットとして世界で初めて虹彩認証システムを搭載。セキュリティを強固にできるだけでなく、手で触れずに認証ロックを解除できるメリットもある。本体サイズは従来モデルより約2.1mm薄型化、約89g軽量化。本体側面には壁に立てかけても端末が滑らない仕掛けとして「grip edge」を搭載した。
有機ELディスプレイのサイズは約10.5インチで、解像度はWQXGA(2560×1600)。OSはAndroid 6.0、RAMは3GB、ROMは32GB、バッテリ容量は6000mAh。カラーはブラック、ホワイトの2色。発売日は7月下旬。
モバイルWi-Fiルータ「Wi-Fi STATION HW-01H 」は受信時最大370Mbpsの「PREMIUM 4G」に対応。モバイルバッテリーチャージャー機能を搭載し、外出先でスマホやタブレットを充電することができる。バッテリ容量は4750mAh。カラーはブラック。6月下旬に発売する。
dマーケットの新サービスとして、これまで提供していた「家の安心パートナー」をリニューアルした「dリビング」を発表した。
サポートサービスでは、1歳から12歳までの子どもを対象にしたキッズ・ベビーシッターと、掃除や買い物、食事の用意、クリーニングの受け渡しなどの家事代行サービスをプランに追加し、優待価格で利用できるようにする。ホームモニタリングでは、新たにポータルサイトとアプリを提供し、従来の留守中の部屋や離れた家族の見守り機能に加えて、家庭で使用した電力をモニタリングできるようにする。当初は中部電力の契約者が対象で、今後、対応する電力会社については、順次拡大する予定。
「dリビング」は、キャリアを問わず利用することができ、すべてのサービスを利用できる月額450円(税抜)の会員プランに加え、水道トラブルなど生活トラブル発生時の出張サポートなど、一部のサービスを都度課金で利用できるビジタープランを新たに用意する。
また、月額100円(税抜)で提供している「iコンシェル」の機能を2016年7月に拡充。新たに音声インターフェースを搭載し、「会話モード」と端末に呼びかけると、声だけで情報検索や機能の呼び出し、対話ができる。
また、これまでの個人利用に加えて、家族で使えるホーム機能として、スケジュールやメモを個人所有の端末で共有できる「グループ連携機能」、留守中の部屋に入ってきた人物を撮影し帰宅確認や防犯対策として機能する「るすばん機能」を追加した。このほか、地域のチラシ情報や行政情報の提供を開始し、新たにタブレット専用アプリ「iコンシェル ホーム」を用意する。
※同時に発表した「VoLTE(HD+)」「Premium 4G」「スグ電」「おすすめ使い方ヒント」の詳細はこちら