夫婦役を演じた長澤まさみ(左)と高橋一生

 宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士(長澤まさみ)と、その妻を東京の街で働きながら待つ夫(高橋一生)。はるか遠くに離れている2人が心を通わせ合う手段は、映像配信サービスの「dTV」…。こんなCMが15日から放送される。

 「ふたりをつなぐ物語」篇と名付けられたCMは、宇宙飛行士とサラリーマンという異なる環境で離れて暮らす2人が、dTVで大好きな映画やドラマなどを一緒に見て、チャットで会話し、感動を共有していくというストーリー。

 CMの見どころの一つが、長澤が初めて宇宙飛行士役にチャレンジした場面。本格的な宇宙ステーションセットの中で、無重力空間を浮遊する様子を表現するため、8時間を超える撮影に挑戦。タブレットを片手に、まるで本当に宇宙空間にいるかのように体を360度回転させるなど、体当たりで演じる一方、遠く離れた夫を思う心の機微を繊細に表現した。

 夫婦役の2人が一緒に撮影することはなかったというが、長澤は「(高橋演じる)旦那さんを思い浮かべながら、こういう夫婦はどんな感じなんだろうと想像し、夫婦としての思いやりをうまく出せたらなと思いながら演じました」と語った。

 また、2人は細部まで作り込まれた撮影現場のセットが特に印象に残ったという。長澤は「ハードな撮影だったけれど、すんなり状況を受け入れて入り込むことができました」、高橋は「奥さんが宇宙飛行士なので宇宙に関する本や辞典だったりが部屋の中にたくさんあって、離れた場所で待つ寂しさを感じることができたと思います」と話した。