新型コロナを予言したと話題の『首都感染』がパンデミック関連書籍の売り上げ1位に

大日本印刷、丸善ジュンク堂、文教堂、トゥ・ディファクトが共同運営するハイブリッド型総合書店「honto」は、同サービス実施店である丸善、ジュンク堂書店、文教堂、hontoのウェブサイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した、「パンデミック」関連書籍のランキングを4月8日に発表した。

第1位は、高嶋哲夫氏による小説『首都感染』(講談社・刊)。中国・雲南省から出現した致死率60%の強毒性新型インフルエンザによるパンデミックによって、総理が環状八号線を境に首都封鎖を決断するというストーリーが、新型コロナウイルスの感染拡大を予言した物語だと話題になっている。

第2位に『感染症の世界史』(KADOKAWA・刊)、第3位に『世界一わかりやすい新型コロナウイルス完全対策BOOK』(宝島社・刊)、第4位に『「感染症パニック」を防げ! リスク・コミュニケーション入門』(光文社・刊)、第5位に『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム・刊)がランクインしている。

そのほか、第9位に楽しみながらウイルスの知識や予防法などが学べる小学生向けの科学マンガシリーズの1冊である『新型ウイルスのサバイバル 1』(朝日新聞出版・刊)、第10位に中国発の疫病を警告し続けてきた著者が中国疫病史をもとに、新型コロナウイルス感染拡大の行方と影響を分析している『新型肺炎感染爆発と中国の真実 中国五千年の疫病史が物語るパンデミック』(徳間書店・刊)がランクインしている。