「あざやかモード」を搭載したLEDシーリングライト
パナソニックは4月4日に「Jコンセプト」シリーズの新製品として発表したLEDシーリングライト「HH-JCC1242A/0842A」は、50~60歳代の低下した視機能を補って、色や文字をくっきり見えるように照らす。
パナソニックの住宅商品部コンシューマ商品企画課中西暁子主幹は、「加齢に伴う視機能の低下は、老眼や視力の低下だけではない」と指摘。「自覚症状は少ないが、目の水晶体が黄色くなり、網膜への光の到達量が減少してしまうので、色識別能力も落ちている」という。
新製品は、独自の波長制御技術で黄みを抑えて青みを引き立たせ、明るさも全灯時の約1.3倍にする「あざやかモード」を搭載。シニア世代が参加した実証実験では「昼白色の明かりに比べて『あざやかモード』は、色が鮮やかに見え、文字も読みやすい」という結果になった。
本体は、光源から発光面にかけて広がる台形のフォルムを採用し、傾斜した側面は、発光面から反射した光を通すので、天井も照らすことができる。天井が明るいと、手元だけでなく、部屋全体の明るさも増す。
さらに、点灯時には、消灯時には見えなかった、夜明けの空を意識した「東雲柄」が本体パネル部分に浮かび上がる。「日本のものづくり」をコンセプトに掲げる、「Jコンセプト」シリーズならではのデザインだ。
価格はオープンで、税込の実勢価格は12畳向けの「HH-JCC1242A」が5万5000円前後、8畳向けの「HH-JCC0842A」が4万5000円前後の見込み。(BCN・南雲 亮平)
関連記事