団体メンバーへの連絡送信数の低下から「withコロナ」での団体活動の自粛が明らかに

イオレは、同社が運営する連絡網サービス「らくらく連絡網」の利用状況を分析した「新型コロナウイルスに関する政府・自治体からの発表と団体活動の実態」についての調査結果を5月25日に発表した。

同調査では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う東京都や政府による自粛要請以降の団体活動について、団体メンバーへの連絡送信数やアプリDAU(Daily Active Users)といった「らくらく連絡網」の利用データをもとに分析している。

自粛要請以後の、いわゆる「ウィズ(with)コロナ」における連絡送信数の平均値は、2月末頃までの「ビフォー(before)コロナ」と比較して約67%であったことから、団体活動の自粛によって団体メンバーへの連絡頻度が低下したと考えられる。

withコロナにおけるアプリDAUの平均値が、beforeコロナと比較して約75%にとどまっていることからも、団体活動の自粛による団体メンバーへの連絡頻度の低下が分かる。

withコロナでは、団体メンバーへの連絡送信数が減少するとともに、アプリDAUが低下したことから、団体活動が鈍化していたことが明らかになった。

例年4月は、スポーツ系の利用団体数が増加するものの、2020年は例年と比較して増加数が鈍化(昨年との比較で49%)していることから、新チーム結成の遅れや練習の自粛、各種大会の中止がうかがえる。

以上のような結果から、外出自粛による団体活動の低下は、少なくとも30%に達していると考えられる。