サイン本お渡し会に登場した宮澤佐江

 女優の宮澤佐江が9日、書籍『これさえあれば。』の発売を記念して、東京都内でサイン本お渡し会を行った。

 本書は、2012年12月にウレぴあ総研でスタートした宮澤の連載「ミラチャイ」の中から、ファンの人気の高かった回などを厳選して収録。SNH48移籍からAKB48グループ卒業、そして現在に至る成長記録となっている。

 今回の出版を「素直にうれしい気持ちでいっぱい」と喜んだ宮澤。この5年で特に印象深かった出来事として、12年の“大組閣”で決まった上海のSNH48への移籍を挙げ「自分の中で初めて人生を見詰め直した出来事だった」としみじみと振り返った。

 現在は、ヒロインを演じる舞台「王家の紋章」の再演が控えるなど、ミュージカル界で活躍している宮澤だが「ミュージカル女優という肩書に実力が追いついていないことは重々承知している。そう言ってもらえると逆に申し訳ない」と控えめにコメント。

 「目指すのはミュージカル女優?」という質問には「エンターテインメントが好きでもともとアイドルになりたいと思ったので、やっぱり“生のもの”を続けたい気持ちはあるけれど“ミュージカル女優一択”とはまだ自信がなくて言えない」と答えた。

 一方、恋愛の話題には「卒業後もミュージカルのことしか考えていないので、正直恋愛というものに向き合う時間がまだなくて」と肩を落とした。

 舞台で演じる役を通して「愛をいっぱいもらっているので“別にリア充して無くてもいいや”という感じ」と苦笑いを浮かべつつ、5年後の未来を問われると「結婚! 絶対に5年後にはしていたい。もう31とか32歳? 結婚して『お疲れさまでした』と言っていたい」と率直な思いも明かした。

 理想の相手については「私がこんなんなのでしっかりした人がいい。お兄ちゃんが2人いる中で育ってきたので、やはり年上の人がいいかな」と宮澤。

 「結婚したら芸能界をやめるのか?」という問いには「すがすがしくやりたい(辞める)のが理想だけど、好きな人に『続けててくれよ』と言われたら続けるし、『いいんじゃない。やり切ったし』と言ってもらえたら『お疲れさまでした』と皆さんの前で笑顔で言いたい」とし「今後の未来は相手の方に決めてもらいたい」と話した。

 さらに、毎年恒例の「AKB選抜総選挙」の話題が出ると「大荒れすると思うけど、さっしー(指原莉乃)を抜かせる人はいないんじゃないかな」と予想。「みんなが(出馬するのは)最後!と言っているので、ファンの人たちが今燃えているころだと思う。私は応援するしかない。投票ですか? 絶対にしない。ポリシーでもあります。平等が大好きなので」と笑い飛ばした。