海外ドラマ「シカゴ・ファイア」の来日イベントが11日に東京都内で行われ、来日した出演者のテイラー・キニーとゲストでタレントの関根麻里が出席した。
本作はシカゴ消防局51分署に所属する消防隊員たちが、自らの命を懸けた過激な救助活動に挑む姿を描いたアクションドラマ。シーズン3が5月18日(木)午後10時からAXNにて日本独占初放送となり、日本ファンのラブコールに応える形でテイラーの初来日が実現した。
現在シーズン5を放送中のアメリカでは既にシーズン6の製作も決まっており、テイラーは「このシリーズのおかげでいろんな世界を旅することができました。日本にこうやって来られたのも皆さんの応援のおかげです。ありがとうございます」と感謝。
劇中では優秀な消防士ケリーを演じており、本ドラマの大ファンの関根から撮影の苦労を聞かれると「機材を背負って走り回らないといけないのが大変なんだ。60~70ポンドの重さがあるので、夏はとにかく暑くて。でも、冬場のシカゴはマイナス20度になるので、意外と防寒の救いになっているんだ」と説明。
撮影で意識している点にはリアリティーを挙げて「テレビシリーズなので多少ドラマチックに描く部分はあります。でも、シリーズで一番意識しているのは、例えば(街の人が)シカゴ消防局の皆さんと会った時に『ありがとう』と握手できるように、なるべく彼らに忠実に描くことなんだ」と話した。
さらに、アドベンチャー好きで、本作の出演を決めた理由のひとつにも「このシリーズの醍醐味は、いろんなスタントに挑戦できることだよ」と話したテイラー。パイロット版の撮影時にはシカゴ消防学校で2週間の訓練を経験したそうで、「トレーニングや火災のシュミレーション、消防士たちと24時間行動を共にして、彼らの身のこなしや言葉のニュアンスを学んだり。時には人命を救うことができなかった悲しみとどう向き合うのかも観察させてもらったんだ」と熱い思いを語った。
また、着物姿で出席した関根に「母と日本に来ていて、母は日本に来るからには着物が欲しいと言っているので、今の関根さんの姿を見たら嫉妬するんじゃないかな」と褒めたたえる一幕も。関根からは来日の記念にカタカナで名前が入った法被をプレゼントされ、日本語で「ありがと!」と笑顔。「日本にいる間はずっとこれを着てようかな」と上機嫌だった。