2020年9月のノートPC市場は、前年を大きく下回ったことが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。大きな要因として挙げられるのは、19年9月は消費増税を目前に控え、駆け込み需要が発生したため。では、8月の夏商戦から12月の年末商戦まで、週単位の動向をみていく。

ノートPC市場の18年8月1週(8/6-12)を「100.0」とした、直近の3年間分の販売台数指数を算出した(図1)。18年を例にとると、8月2週のお盆時期に需要は高まるが、以後12月1週までほぼフラットで推移し、12月2週から3週にかけて年末商戦という動きを示した。しかし、19年は10月の消費増税に向け、8月4週から徐々に駆け込み需要が発生、9月4週は269.8とピークに達した。当然のことながら翌10月1週には反動減が現われ、翌2週には67.6。ピーク時の指数と比較すると、実に200ポイント以上も急降下したことが分かった。20年は18年同様の動きをみせており、異常な動きをした19年との比較では、前年を大きく下回る結果となってしまった。

18年と比較し、若干上回る水準で推移しているのは、在宅勤務やオンライン授業等が需要を底上げしたためだ。しかし、現在ではその需要も落ち着き始めており、今年の年末商戦に向けて18年・19年の水準を一時的に下回る可能性が出てきた。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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