六甲山上施設12会場で開催中の「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」において、新たな期間限定イベントがスタートした。10月17日(土)に開幕した「ザ・ナイトミュージアム~夜の芸術散歩~」は、営業時間を延長して夜の六甲山を楽しむ期間限定イベント。
日中とは違う世界観に包まれるライトアップされた紅葉。そして六甲山の自然とコラボしたアート作品を鑑賞してみてはいかがだろう。夜にしか見られない作品の数々を、野外のオープンエアで楽しめるのもおすすめポイント。
会場のひとつ「六甲オルゴールミュージアム」では、からくり人形師「ムットーニ」の作品を音と光で演出する特別展「ムットーニのオルゴールシアター」を上演(事前予約制)。精密な人形がオルゴールの音色とともにからくりを展開していく独特の世界をシアター形式で鑑賞できる。
「六甲高山植物園」では、ライトアップと連動して光る提灯が全員に配られ、来場者が作品の一部となる演出が施されている。色鮮やかなイルミネーションの変化に合わせて表情を変える庭園の様子をじっくりと鑑賞してみてはいかがだろう。
「六甲ガーデンテラスエリア」は、神戸から大阪にかけて広がる夜景を一望できる。秋の澄んだ空気を通してきらめく夜景を楽しめるのは今だけ。また、参加アーティストの限定アイテムや六甲山でしか手に入らない土産物が購入できるショップ、飲食サービスが充実しているのもポイント。テラスから夜景を望むカフェで過ごしてみるのも、本格グルメをレストランで楽しんでみるのもいいだろう。
各会場では、ライトアップされた国内外のアーティストの作品が数多く展示されている。紅葉とともに、絵画やオブジェ、映像作品などを幻想的な雰囲気に包まれながら鑑賞していただきたい。
六甲ミーツ・アート 芸術散歩は、夜以外にも鑑賞できる作品など見どころが多いため、1日で回りきるのはかなり難しい。そこでぜひ手に入れたいのが、鑑賞パスポート(当日割引券:大人(中学生以上)2300円、小人(4歳~小学生)950円)。6つの有料会場に会期中各1回ずつ入場できるので、日を分けて利用できるのがうれしいところ。秋が深まるにつれて紅葉も色づいていくため、また違った表情を見せてくれる六甲の山々。2度・3度と足を運んでみるのがおすすめだ。ちなみに六甲山上は市街地より気温が5~10℃低いため、防寒対策をお忘れなく。