おもちゃ――なんだか懐かしい響きがする。しかし最近のおもちゃを甘く見てはいけない。大人にとっても楽しいおもちゃが最近増えている。そんななか9月5日~6日の2日間に渡って開催されたビッグイベント「クリスマスおもちゃ見本市2012」に行ってきた。
これは日本を代表するおもちゃメーカー51社が出品して、今年度のクリスマス商戦に向けた新製品などを展示して流通と商談まで行ってしまうという、おもちゃ業界にとっての一大イベントだ。
会場には1万点を超えるおもちゃが展示され、全国から訪れる問屋、小売などの流通業界をはじめ、玩具業界関係者で大賑わいだった。毎年1万人以上の来場があるそうだ。前後編に分けて、本イベントの模様をレポートしていきたいと思う。
プロが厳選したクリスマスおもちゃがずらり
拡大画像表示
5日に行われた開会式では、主催側の戸所正敏理事長(東京玩具人形協同組合)をはじめ、関係者らが順にスピーチ。会場全体にこれから本格化するクリスマス商戦へ向けて、緊張感が高まっていくのが分かる。テープカットが行われたあと、一部のスペースがオープンし、会場が一気に熱気に包まれた。
昨年までは来場した小売業者・流通業者に投票してもらい、会期中に途中経過の発表を行っていた「クリスマスハイライトコーナー」という人気投票が、今年から初めて事前投票制となったらしい。その結果が「プロが選んだイチオシのクリスマスおもちゃ」として発表された。
拡大画像表示
拡大画像表示
男の子向け玩具、女の子向け玩具、知育・幼児玩具、ゲーム、パズル・雑貨・その他というように、おもちゃのジャンルは5つに分けられている。それぞれ1位から10位を確定して展示してある様は圧巻。これはテンションが上がってしまう!