役作りのための体重増量を明かした吉沢亮

 映画『AWAKE』初日舞台あいさつが25日、東京都内で行われ、出演者の吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、馬場ふみかと山田篤宏監督が出席した。

 本作は、ライバルに敗れ、将棋のプロになる夢を諦めた英一(吉沢)が、数年後に、最強将棋ソフトの開発者としてかつてのライバル(若葉)との再戦を果たす物語。

 吉沢は「将棋に人生を懸けてきた男の役。指し手だったり、姿勢だったり、将棋に対するこだわりみたいなものは入れつつ、『こいつは将棋以外、本当に何も持っていないんだな』と思ってもらいたくて、ちょっと体重を増やしたり、外見的にもいろいろ気にしながらやっていまいた」と振り返った。

 以前から「吉沢のファンだった」という落合は「本当にひたむきで、役にも入り込んでいて…」と吉沢の真面目な一面を明かしながら、地方ロケでのエピソードも披露した。

 「早く終わった日は、スタッフキャストでご飯に行くこともあった。『明日も早いから』と、10時過ぎぐらいにはホテルに戻るんですが、亮くんが吸い込まれるようにインスタントラーメンの自販機の前に行ってポチッと押して、『じゃあ!』って帰っていくのを見たときは、この人も人間なんだな、兄ちゃん若いなと思いました」と笑わせた。

 すかさず「役作りです。太らせたかったんです」と釈明した吉沢は、落合から「今はやってない?」と聞かれると、「やってないです」と照れ笑いを浮かべた。

 吉沢は「インスタントラーメンとビール2本を、寝る30分前ぐらいに一気に体に流し込んで寝る、という生活をしていたんです。次の日の体調の悪さは半端なかったですが…」と苦笑交じりで振り返った。