auユーザーは、定額+都度払いの「auビデオパス」

・「auビデオパス」

全コンテンツ定額タイプのドコモに対してauは定額+都度払いコンテンツのハイブリッドタイプ「auビデオパス」を提供しています。au回線に紐付いたau idが必要な「見放題プラン」は月額は590円。「見放題プラン」に加入せず、レンタル作品だけ都度払いすることも可能です。

<良い面>
コンテンツは、月額費用だけで見られる「見放題プラン」対象のものと、追加料金が必要な「レンタル対象作品」とに分かれています(映画のサムネイルの右下に「○日間○○○円」とあるのが「レンタル対象作品」)。意外と、見られる作品が限られてしまう…と思われますが、見放題プランには「レンタルチケット」が毎月1枚付与されて、「チケット対象作品」は、この「レンタルチケット」を使うと、無料で視聴できるようになっています(サムネイルの左下に、「チケット」とあるのが、レンタルチケット対象作品。これは毎月1本無料で見られるわけです)。「見放題!」と言われても、見たい作品が多すぎたり、忙しくて消化できない方には、この方式はおすすめです。個人的には、フランス映画を毎月1本見続けて、本当はなかったはずの甘い恋の思い出にひたってみたいです。

レンタルチケットはauポイントで購入もできますから、使い所のないauポイントがたまりすぎている方は、ここで消化するといいですよ。auビデオパスは、テレビやPCでも見られますよ。

<悪い面>
こちらの難点はというと、検索が非常に弱く、Webの作品一覧から検索しても、作品名を正しく入力して検索しないとほとんど引っかかりません。また、トータルのコンテンツ数が公表されておらず、月額費用に対してどれくらいの価値があるのか判断しづらいのも、残念なところです。


<かんたん解説>
auビデオパス…月額590円定額で見放題プラン対象作品が見放題。新作などはレンタル対象で、追加料金が必要。毎月1枚付与される「レンタルチケット」を使えば、チケット対象作品を1本無料で見られる。レンタルチケットはauポイントでの支払も可能。

 

ソフトバンクユーザーは完全定額で最安の「UULA」+α

・UULA

どこよりも低額で全コンテンツが見放題なのが「UULA」。こちらはエイベックスとソフトバンクによる「定額制エンタメ総合配信サービス」で、ソフトバンクユーザーのみが利用できます(契約に「S!ベーシックパック加入」への加入が必須)。月額料金は月額490円。映画、アニメ、ドラマ、オリジナルコンテンツのほか、エイベックスの音楽コンテンツ・ミュージックビデオも充実して、見放題の対象コンテンツ数は6万以上。スマホ・タブレット限定ですが、1つのIDにつき、3つのデバイスで閲覧可能です。

<良い面>
「UULA」の特徴は、エイベックスグループとの合弁会社が提供する、音楽コンテンツの豊富さにあります。最近は、追うべきものがやたらと増えまして、新譜を追うのもなかなか大変なご時世。定期的にレンタルCDを借りに行くのも、面倒なものです。UULAは毎月定額で見放題、聞き放題だから、新譜のチェックもレンタルも視聴もすべてスマホで完結。また、個人的に便利と思われるのが、ミュージックプレーヤー形式で、配信されている音楽を試聴できる「プレイリスト機能」。これを使うと、CDをリッピングする手間もなく、配信されている音楽をスマホで聞けちゃいます。新譜を追わない方でも、この機能は便利。端末ごとに管理したり同期する手間も省けますよ。

+αとは何か、と言うと「auビデオパス」は一部のソフトバンクユーザーにも、実は利用できるのです。Apple IDを使って契約できる「30日プラン(900円)」も用意されているため、iPhone・iPadユーザーであれば、ソフトバンクユーザーも「auビデオパス」を利用できます。

<悪い面>
「UULA」の難点は、ソフトバンクの回線契約に紐付いている点。iPad・iPad miniのWi-Fiモデルでは、ソフトバンクから購入した端末でも視聴できません。また、auと違ってポイントでの清算ができないため、定額料金が安いと言えども毎月の支払額は増えます。


<かんたん解説>
UULA:ソフトバンクユーザーなら、月額490円で完全定額。エイベックスが提供する、豊富な音楽コンテンツ・ミュージックビデオが特徴。ソフトバンク店頭での申し込みで、1週間無料お試しあり。