名物おにぎりを食べないと帰れません

 
餃子のラスベガス 餃子屋が考えた「餃子おにぎり」

「最後に『餃子おにぎり(245円)』を食べてみませんか。〆にも酒のアテにも人気があります」

天むすは何度も食べてきたけど、餃子のおにぎりは未体験。

「ご飯にごま油、醤油、塩、フライドオニオンなどをまぜておにぎりを作り、その上にゆでた『焼餃子』をのせてあります」

餃子のラスベガス 見た目以上にでかい。かなりビッグな「餃子おにぎり」

コンビニのおにぎりの1.5倍強。餃子を使っていることから、この店の名物料理だと推測できる。せっかくなので食べたい人も多いはず。とはいえ、たらふく食べた最後にこれを食べ切る自信がない人も少ないないはず。

「女性のお客様の場合、半分に切ってお出しします」

白いご飯で作ったおにぎりと異なり、複雑な味わいのおにぎり。その上にラスベガス名物の餃子。まじでうまかった。

餃子のラスベガス

ビール、ウーロンハイ、ワイン……。うまい料理とペアリングを愉しめ酒もそろっている。

「店で作り、店で瓶詰めにした自家製サワーもあります」

料理だけでなく、サワーも自家製とは。どれだけ自家製を出せば気がすむんだ、この店は。

餃子のラスベガス 左から森田正志店長、馬田拓真さん、岡本朱里さん

「お客様に喜んでいただけるのならなんでもやらせていただきます(笑)」

お見事。

【餃子のラスベガス】

住所/東京都足立区千住3-57
電話/03-5284-9815
営業時間/17時(日曜祝日12時)~23時(LO22時30分)

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。