©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館

「このマンガがすごい!2009オンナ編」第1位など数々の賞に輝き、2012年にはアニメ化された話題を集めた漫画『坂道のアポロン』が実写映画化。

『ソラニン』『青空エール』など様々な青春映画をヒットさせてきた三木孝浩監督がメガホンをとり、知念侑李、中川大志、小松菜奈という豪華キャストが集結した映画『坂道のアポロン』が3月10日(土)より公開となる。

物語の舞台は昭和時代の長崎県・佐世保。ジャズに魅了される高校生たちが、友情や恋愛を通して成長していくみずみずしい青春ストーリーだ。

本作が映画単独初主演となる知念侑李が演じたのは、繊細で人付き合いが苦手だがジャズピアノにのめりこんでいく西見薫。今回のインタビューでは、劇中で披露している見事な指さばきやキャラクター作りについて、色々と話を聞いた。

誰かが一緒にいることで、“本当の自分”が出せる

――映画、大変素晴らしかったです! ジャズの音色とともに自分の気持ちが弾んでいく爽快感がありました。まず、原作を読んだ時の感想をお聞きしたいです。

知念:はじめに原作が少女漫画だと聞いた時は、「少女漫画だから胸キュンシチュエーションがいっぱい出てくるのかな」と思っていました。カワイイ女の子がカッコイイ男の子たちと……というような(笑)。

でも『坂道のアポロン』はよくある少女漫画とは違っていて。素朴な部分もあるし、男の子同士がぶつかったり傷ついたりしながらジャズを通して成長するというお話で、男性や大人でも楽しめる作品だなと思いました。

――『坂道のアポロン』という作品自体はご存知でしたか?

知念:アニメがあるということは知っていました。でも観たことが無かったので、今回こうして触れることができて、新鮮に楽しめました。

――今回、映画単独初主演ということでプレッシャーは感じましたか?

知念:すごく感じましたし、もうダメだと思うこともありました。でも、(中川)大志とは撮影に入る前にプライベートでも交流があって、すごくムードメーカーなので、大志がいてくれたおかげで現場に入りやすかったです。佐世保ではスタッフさん含めて皆でご飯も行きました。

あと(小松)菜奈ちゃんは最初の挨拶の時に、自分の役名が出てこなくて固まってしまっていて、そんな天然な部分に和みました(笑)。

©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館

――西見薫というキャラクターについて、お伺いします。どのような人物だと分析して演じられましたか?

知念:とにかく繊細で、でも突然行動を起こしたりと、男らしい部分もある。自分の気持ちを表現するのが苦手な子なんですが、千太郎との出会いによって自分自身の魅力について気付いていく、“人と生きる人”なんだなって思います。

最初は「ずっとひとりで生きていく」くらいの勢いだったのに、どんどん変わっていって。“人と一緒にいることで輝ける人”なんだなと。

――知念さんご自身と共通する点はありますか?

知念:そうですね。僕は(Hey! Sαy! Jumpの)ライブでも、ソロとかはあまりやらないほうなんです。そこに“自分”って出ない気がしていて。誰かが一緒にいることで本当の自分が出せると思っているので、人と一緒にいる方が良いという部分は似ていると思います。