水圧でドアが開かない怖さを体感

【本所防災館】 都市型水害体験コーナー。水圧で非常口のドアが開けられなくなることを学びます

1階にある「都市型水害体験コーナー」では、水圧によるドアの重さを実感できます。

10センチまで浸水したドアを押し開けてみたり、20センチ、30センチまで浸水したドア開けに挑戦できます。

全国各地で、地下や半地下に浸水した例はたくさんあります。その際、どの程度の水圧がドアにかかるのか、子どもも大人も体験します。

同様に、浸水して停まってしまったクルマのドアを開ける水害体験もできます。

最後に自助共助コースで体験する「消火コーナー」を北村さんに案内してもらいました。

【本所防災館】 消火の方法を学びます

北村さん「正面のスクリーンに火災が発生。大声を出して近くにいる人に火災発生を伝達してから消火します」

消火器をセットし、火が付いている的に消火液(水)をかけます。

力がない人は、消火器を地べたに置いて消火します。

北村さん「火に近づきすぎると危険です。赤いラインの外側で消火し、火が小さくなってきたら近づき、最後まで消火にあたってください」

スクリーンに映る火災の映像は、屋外や屋内など5種類あります。

国内外から大勢の人が来館

北村さん「地震、火災、水害の疑似体験をすることで、災害の怖さを知ってもらいつつ、楽しみながら防災の知識や技術を学んでもらうための施設です」

昨年の来館者数は約9万2千人。東京消防庁の施設ですが、国内外からの来館者があるそうです。リピーターが多いのが防災館の特徴。

最後に、市川市の子ども会の母娘に感想をお聞きしました。

お母さんの感想「話だけでなく、実体験ができてよかったです。地震と暴風雨が勉強になりました。

煙体験コーナーでは子ども達を先に避難させたのですが、ドアが複数あり、なかには開かないドアもあって立ち往生。避難路を探しながら逃げることの重要性を知ることができたはずです。今回の失敗を今後に役立ててほしいと思いました」

女の子(小学4年生)の感想「地震があったとき、どうすればいいかを知ることができました。暴風雨で木が倒れることを体験できたし、怖かったです。

小さいときは火が怖いと思っていました。でも、火よりも煙のほうが怖いことが今日わかりました。またここに来てもっとたくさんのことを知りたいです」

ご家族やお友達と一緒に、東京消防庁の防災館に出かけませんか。

防災の必要性を知るきっかけになるはずです。

防災館
【本所防災館】東京都墨田区横川4-6-6
【池袋防災館】東京都豊島区西池袋2-37-8
【立川防災館】東京都立川市泉町1156-1

防災館によって体験できる内容や、項目によっても体験できる年齢が異なります。それぞれ公式サイトでご確認ください(要予約)。

※掲載情報は取材時点のもの。掲載後に体験内容等が変更になる場合があります。各施設の公式サイトで最新情報をご確認の上、おでかけください。

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。