――初日の本番前、メンバーにはどんな言葉をかけたんですか?

そんなに言葉はかけてないんですよ。実は、メンバー全員がそろったのは、初日が初めてで。なので“大丈夫かな、ぐちゃぐちゃにならないかな”っていう不安がありました。でも、本番前に円陣を組んだときには、“とにかく楽しもう!”って言いました。初日はスゴく大事ですからね。

――初日の雰囲気が、その後の公演の雰囲気を決める、という感じですか?

うーん。初日と後の公演ではまた別ですね。初日や、最終日は“特別”という感じです。自分自身にとってもそうですし、ファンの皆さんにとっても“初めて見る”とか、“もうこれで見納め”っていう“特別感”があると思うんですね。

だから、絶対に大事になってくるのは、“初日の次の公演”と、“最終日の前の公演”だと思うんです。だから初日は、自分の中で“次からが本番だ”っていう思いがありました。

私自身、まだ自分に必死で、周りを見ることができなかったり、個人個人では“間違えちゃった”とか、“まだまだできなかった”っていう反省はあったと思うんですけど、“新チームS”としては、何度も言うんですがやっぱり“空気”がよくって、スゴくいい幕開けができたと思っています。

――100%の作品を見せることができた?

最初から100%の完成形で、それ以上の“のびしろ”がないというのは、これから見に来て下さる方は楽しくないと思うんです。

48グループは、ファンの皆さんが劇場に通って、どんどん進化していく私たちを見て下さる“ファンの方が私たちを成長させてくれる”というのが、AKB48ができたときからの醍醐味というか、モットーです。

なので100%というより、“今の私たちにしかできない、全力の作品をお見せすることができたかな”って思ってます。でももしかしたら、ずっとSKE48を見ていたファンの皆さんにすれば、厳しい目で「うーん…」って思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、何回も来ていただくことによって、“どんどん良くなっていったな”、って言っていただける作品にしていければな、と思っているんです。だから“初日に悔いはない!”って思ってます。

――名古屋のファンの皆さんはいかがでしたか? 舞台初日の数日後には、名古屋で久々の握手会もありましたね。

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