2.小学生〜中学生向け。有害コンテンツから子供を守る!

子供に通話できる自分用のスマホを持たせても良い。と家族会議で決まったら、まず行なっておくべき設定がフィルタリングです。

インターネット上の有害なコンテンツをシャットアウトするというのは、極めて重要で優先度の高い対策。また最近はSNS依存やアプリへの大量課金なども問題となっているため、親がしっかりとスマホを管理して上げる必要もあるのではないでしょうか。

各キャリア共に子供向けの安全サービス、フィルタリングサービスが存在しているので、それらに上手に活用していきましょう。

■まずは基本! キャリアのフィルタリングサービス&ブラウザを知る

 犯罪、ポルノ、ドラッグ……。これら子供に有害なコンテンツをシャットアウトするというのは、子供にスマホを与える上で、極めて重要で優先度の高い対策です。また最近はSNS依存やアプリへの大量課金なども問題となっているため、親がしっかりとスマホを管理して上げる必要もあるのではないでしょうか。各キャリア共に子供向けの安全サービス、フィルタリングサービスが存在しているので、それらに上手に活用していきましょう。

【docomo】
「あんしんモード」(申し込み不要/月額使用料:無料)
Androidスマホ向けの安全サービス。新規アプリのインストールを制限したり、ゲームの起動制限、歩きスマホの禁止、通話先相手指定、Wi-Fi通信の制限など、詳細にペアレンタルコントロールを課すことができます。

「ファミリーブラウザ for docomo」(アプリ)
Android、iPhone両対応のフィルタリングブラウザ。有害なコンテンツをシャットアウトすることができます。年齢に応じたフィルタリング設定が可能です。


【SoftBank】
「ウェブ安心サービス」(申し込み不要/S!ベーシックパック(i)加入:必要)
ウェブブラウジングに対して、小学生程度〜高校生程度まで、年齢に応じたフィルタリングを行なうことができるサービスです。ただしこのフィルターが有効になるのは3G/4G接続のみで、Wi-Fi接続では有効化されません。

「Yahoo!あんしんねっと for SoftBank」(アプリ)
有害なコンテンツをシャットアウトできるフィルタリング機能が搭載されたブラウザアプリです。Wi-Fi接続時でも効果を発揮するので、「ウェブ安心サービス」と組み合わせて利用していくと良いでしょう。


【au】
au(安心アクセス for iOS/Android)
auお客さまサポートアプリ → サポート & サービス → 「安心アクセス for Android」

年齢に合わせて表示可能なコンテンツを制限するフィルタリングサービスです。他社のサービスと違い、Wi-Fi通信時でもフィルタリングを有効化できるのが魅力的。このサービスだけで強力なガード機構となってくれます。


■Androidには鉄壁のゾウをインストール!

 Androidは標準機能以外でのペアレンタルコントロールアプリが多々あり、選択肢の広さが魅力的。それらの中でもおすすめなのが、スマホに「この機能はOK」「これはダメ」「時間は何時〜何時まで」といった制限を付与できる「まもるゾウ」アプリ。

まもるゾウ
Playストアの評価を見ると「最低」と「最高」で2極化されていて、低評価は殆どが子供からの評価。
逆に大人は軒並み好評化となっていることを考えると、その信頼性の高さが伺えるのではないでしょうか。

念願のスマホデビュー! ときめく彼らの期待感を見事にへし折る、強固で、安全で、頼れる象さんをどうぞ。

具体的には以下のような制限が可能です。

1. 曜日ごとのアプリ利用時間制限、通話発信時間制限
2. 通話時間制限(個々の通話)
3. 月間累積発信時間の制限
4. 電話の発信先制限
5. 電話の着信元制限
6. 利用アプリの制限

 

 

利用時間制限はスマホ依存を防ぐ効果があるため、非常に心強い機能ですよね。利用できるアプリの制限もまた、安心感が高まります。なお、「設定」アプリを制限しておくことで、勝手にスマホの設定を変更されたりアプリをアンインストールされるといった心配もなくなりますよ。

利用時間外に使おうとしたり、制限されているアプリを起動しようとしても、「利用できません」と表示されてしまいます。象のガードは鉄壁です。

もちろん、アプリを終了したり、設定を変更するには事前に設定したパスワードが必要になります。このパスワードがバレないかぎり、好き勝手使われることはありません。

 

最近は子供にスマホを見せていたり、スマホで遊んでいると「スマホにお守りをさせている」なんて言われるようにもなりました。

ずーっとスマホに頼りっきりというのはさすがにちょっと……。って思っちゃいますが、洗濯物をしまっている間、お風呂を掃除している間、お料理している間。そんな時におとなしくスマホで遊んでいてくれるなら大助かりですよね。オモチャのひとつ、遊びの手段として、スマホを有益に活用してみてくださいね。

そして子供が成長して、自分のスマホを欲しがった時は……。保護者と子供との間できちんとしたルールを決めて、スマホを安全に利用できる環境と関係を作っていきましょう。今回紹介した設定やアプリはその関係を築くためのきっかけとしてご活用いただければ幸いです。

ガジェット、PC、家電を中心にフリーライターとして活動中。ウレぴあ総研をはじめ、ハピママ*、ギズモード・ジャパン、コタク・ジャパンなどのWebメディア。雑誌・ムックなどの紙媒体などでも幅広く執筆。趣味は「農業」、ライター仲間からは「兼業ライター」と言われることも。