こんな面白いニュースがあった! あるいは、とってもいい話だ! と、何も考えずにすぐさまTwitterでリツイートしたり、Facebookでシェアしたりしたことはありませんか? 実はその話、“ガセ”かもしれません。偽情報と知らないで拡散するとほかの人に迷惑をかけることもあるので要注意! なによりあなたがマヌケに見えちゃいます!



・坂本龍一が中咽頭がんの病気、放射線治療は反原発を理由に拒否と報道され、Twitterなどで拡散。
・郵便局の転居届がNHKの加入用紙とセットになっているという情報がFacebookなどで広まる。
・ハーバード大学の図書館には20の教訓があるとの情報が話題に。例えば「今居眠りすれば、あなたは夢をみる。今学習すれば、あなたは夢が叶う」など。同時に学生でいっぱいの、朝4時の図書館という写真も広まる。

TwitterやFacebookなどで、こういった投稿を目にしたことはないでしょうか。実はすべて“ガセ”、嘘の情報です。あなたもうっかり拡散させているのでは? 他の人にも知らせようという悪気のない行動が、誤った情報を広める動きに加担することになってしまっているのです。

情報の真偽を見破るのは難しいことですが、いくつかのポイントを押さえておけば、偽情報を拡散させるリスクを減らすことが可能です。

 

その1 怪しいと思ったら、まずはストップ!

まずはこれが重要です。気になった情報をいち早く人に伝えたいという気持ちも分かりますが、怪しいと思うところが少しでもあったら、まずは冷静になることが大事。

人は、自分の願望や日頃考えていることに沿った情報だと、無批判に受け入れてしまいがちですが、そんな情報こそ危ないと慎重になるべきです! 

 

その2 ソースとなっている記事をよく読む

記事の中身をよく読まず、タイトルだけを見て中身を想像し、シェアしてしまう人がたくさんいます。

ネット上では、記事にインパクトを持たせるために、やや大げさなタイトルを付けることは日常茶飯事です。記事のタイトルに「?」を付けて想像上の話を見出しにしたり、「○○なことも!」という表現でレアケースを一般的な話として報じたりと、ネット上の記事は客を集めるのに必死です。それに釣られてはいけません。