キャリアアップ、転職のために資格試験にチャレンジしている男女も少なくないはず。でも、なかなか思うように勉強が捗らなくて、合格できるか不安に感じている人もいるのではないでしょうか。

もしあなたが「暗記物は苦手」とボヤいているなら、睡眠時間を見直してみるとより効率的に勉強ができるかもしれません。というのも、睡眠と記憶力には深い関わりがあるって知ってしましたか?

今回はそんな学習能力をアップする秘訣として、睡眠の取り方を見直すことが記憶力の向上に繋がるワケについてご紹介します。

 

人が睡眠を取るのはどうして?

人は人生のうち3割は「寝て過ごしている」と言われています。それだけの睡眠を人が取るのは、昼間働いた心身の疲れを休める必要があるからですよね。でも、私たちが寝ている間もいつもせっせと活動しているところがあります。それは脳。

 

あなたも人が睡眠を取るのは、「脳が今日起きた出来事の記憶を整理するから」と聞いたことはありませんか?実際、睡眠によって記憶力がアップするという興味深い結果が発表されています。

シカゴ大学のブラウン博士らが大学生207人を集めて、テレビゲームの成績を測定したそう。まず朝9時に60分間練習し、夜9時に再度ゲームをやってもらったところ、平均スコアは50%に低下したことがわかりました。

ところが、そのあと約7時間の睡眠を取って、翌朝9時に再びゲームをやってもらったところ、前日の朝にプレイしたスコアまで回復したといいます。つまり、睡眠をきちんと取ることによって成績が向上したということですね。