寝る前にバラの匂いを嗅ぐといい?

つまり、本当に頭のなかに入れるのなら集中して一気に覚えるよりも、毎日コツコツ勉強した方がきちんと覚えられているということ。一夜漬けはいけないと言われる理由も、まさにこれらの実験結果が証明していますよね。

もうひとつ睡眠の取り方によって記憶力がアップする方法があります。それは匂い。リューベック大学のボルン博士らが行った実験で、カードペアの位置を覚えるというテストを行ったそう。

このときバラの香りを嗅ぎながら暗記をし、眠っているときもバラの香りを嗅がせたところ、翌朝のテストの点数が嗅がなかったときよりも良かったという結果が出たのです。すなわち、睡眠中の匂いが記憶力をアップさせたことになりますね。

あなたも試験直前の夜は寝る前に香水をつけたり、日頃から部屋の匂いに気を配ってみては?もしかしたら普段よりも物覚えが良くなるかもしれませんよ。

 

毎日を健康に過ごすためにも

睡眠を正しく取るということは、私たちが日々健康に過ごすために欠かすことのできない生活習慣のひとつです。年々日本人の睡眠時間が少なくなっているなか、改めて睡眠の大切さについて見直したいですね。

【参考文献】
『脳には妙なクセがある』池谷裕二著(扶桑社)

フリーランスライター。女性向けWeb媒体を中心に、恋愛、結婚、仕事、ライフスタイルに関する記事を執筆。自分の身と心で感じたことを企画立案し、記事にしながら読者に役立つ情報を発信している。自身の「note」に活動実績一覧を掲載中。介護福祉士、保育士資格保有。