体温調節がうまくいかず、油断するとすぐ鼻水ズルズル…となりがちなこの時季。特に体が冷えると代謝が悪くなり、免疫力も弱まってさまざまな病気の原因に。

そこで体によい旬の野菜や果物を毎日たっぷりと食べたいところですが、注意しなければならないのは、食べものには体を冷やす性質と温める性質を持つものがある、ということ。

健康のためによかれと思って野菜や果物をたくさん食べ続けた結果、「おなか冷え冷え」「なんとなく体調が優れない」、なんてことになりかねないのです。

「冷え性かも…」と思ったら、"食材"にも注意!

『食べもので「体の不調」を治す本』(山本竜隆・石部晃子著/アスコム刊)によると、次のタイプの人は、体質的に“冷え型”の傾向にあるそうです。

△手足が冷える
△全身がぞくぞくする不快な寒気がある
△顔色が青白い
△慢性的に関節が痛む
△トイレに行く回数が増えた

いかがですか? 食が細く、血行が悪くていつも寒さを感じ、冷房が苦手…。そんな症状のある方も、年中冷たい飲みものや食べものを避け、なるべく温かいものを食べるようにし、お風呂では湯船にしっかりつかり、体を動かして汗をかくようにするなど、日常生活においてとにかく体を温めることが大切だとか。

そして気をつけたいのが、体を冷やす作用の高い食べもの。

ついつい、「ビタミンCが多い」「血液がサラサラになる」といった食物の栄養的な部分にばかり意識が向きがちですが、体を冷やす食べものをそうとは知らずにモリモリ食べていると、体の熱がどんどん失われていってしまいます。

生野菜のサラダやスムージーは一見健康によさそうですが、冷え型タイプの人は特に、その内容に注意したほうがいいかもしれません。

では、体を冷やす食べものには、どんなものがあるのでしょうか?