これまでの活動を集大成したライブ

同公演は、今年7月に発売されたベスト・アルバム『THE BEST』をベースにした、これまでの活動の集大成といえるステージだった。オープニングを飾った2曲(『FLOWER POWER』『Motorcycle』)も2ndと3rdツアーにてオープニングで披露された曲。また、演出や、数曲ごとに差し込まれる場面転換の映像(VCR)も、次のステージ・パートの雰囲気も伝えるだけでなく、1stから3rdツアーのVCRが使用される場面があり、懐かしさとメンバーの成長を感じさせた。

椅子を使った優雅なダンスが目をひく『Karma Butterfly』、アルバム曲ながらライブでの評判が高い『The Great Escape』、美しい獣になりきって魅せた『Animal』など次々と繰り出しファンを魅了するメンバー。赤いライトセーバーを用いたスティックアクションから『Run Devil Run』の妖艶なパフォーマンスを経て、速くも前半のクライマックスに。『T.O.P+The Boys+Reflection』のメドレーに観客の怒濤の歓声が上がる。このパートでのダンスパフォーマンスのダイナミックさ、キレと集中力は間違いなくこのライブの目玉とも言える盛り上がり。

中盤には、日本デビュー曲『GENIE』も披露された。通常バージョンではなく、1stツアーでのティファニーのラップを間奏にフィーチャーしたアレンジに変更されていた。デビュー曲を中盤に持ってくることでステージに新たなカンフル剤を打ち込むと、『BAD GIRL』できっちり締めた。