インカメラ&録音機能も大幅強化

最近話題になっているセルフィ(自撮り)に関するカメラ機能も強化されています。GALAXY Note Edgeではインカメラを使ったセルフィモードに「ワイド自分撮り」機能を追加。これは、最大広角120°で自分だけでなく周囲の人も入れて自撮りが行える機能です。

 

韓国ではセルフィ棒が大流行中。実はこれ、セルフィー文化のお国柄に関係あるようです。韓国の若者は自撮りをする際に、自分だけでなくその場にいる友だちも一緒に映しこみたいと思うそう。そこで登場したのがセルフィ棒。より自分から離れたところから撮影できるようにすれば、周りの友だちも映りやすくなるというわけ。

これをスマホだけで実現しようとしたのが、ワイド自分撮り機能なんですね。自分も含めた、大人数の自撮りはもちろん、ママがお子さんを抱っこして一緒に写真に納まることも可能になります。セルフィ大流行の韓国メーカーならではの機能とも言えそうです。

このほか、マイク機能の大幅強化。3つのマイクを搭載しノイズキャンセル機能を採用。また、録音した音声をテキスト化する機能も搭載されています。

エッジスクリーンを搭載した奇抜なデザインが注目されがちですが、ファブレットとしての機能も大幅にアップ。実際に触ってみると、本体の大きさに比べホールド感が高く、使いやすいという印象。個人的にスマートフォンは小さいほうがいいと思っていたのですが、GALAXY Note Edgeは使ってみたいと思わせる魅力がありました。

ちなみに、日本では未発売のGALAXY Note 4も同様のコンセプトとなっています。グローバルではGALAXY Note 4が先に発売されましたが、日本にはサムスンの最新の技術とイノベーションを体験してもらうために、GALAXY Note Edgeを先行投入したとのこと。確かにインパクトは抜群。サムスンの心意気が表れているスマートフォンと言えます。
 

新しいコンセプトのウェアラブルデバイス「Gear S」

もうひとつの注目ギアがウェアラブルデバイスの「Gear S」です。手首に付ける腕時計型のデバイスとしては「Gear Fit」がありますが、Gear Sはそれとは異なるコンセプトを元に開発されました。

Gear Sのコンセプトは「スマホを手首に」。人体工学を元に手首にフィットするように曲面を活かしたデザインとなっています。これに大きく貢献しているのが、曲面ディスプレイと曲面バッテリーです。

2インチという大型有機ELディスプレイを手首にフィットさせるためには、手首に合わせた曲面のデザインが不可欠。それを実現することができたのは、曲面ディスプレイと曲面バッテリーがあればこそなのです。
 

IT×ファッションを意識

素材にはリアルメタルを採用。プレミアム感を演出していますが、ここにもサムスンのこだわりが。それが「ITとファッションの関係性」です。

デジタルガジェットは、機能面が優先されどうしてもデザインが無骨になりがち。しかし、Gear Sにおいては機能とデザインのバランスを考慮し、個性的すぎず、かといって平凡でもないちょうどよいデザインになっています。実際に腕に付けてみると、フィット感はもちろん、スポーティなデザインのため違和感を感じません。

 

本体のカラーはホワイトとブラックの2色展開ですが、ベルト部分は交換が可能。サムスンからは5色のバンドが発売されていますが、そのほかにもサードパーティとのコラボレーション企画から生まれたものもあります。これにより、さらにファッショナブルに個性を演出することが可能。男性だけでなく女性でも楽しめるようになっています。
 

スマートフォンに変わる新しいメインデバイスへ

Gear Sのもうひとつの特徴は、3G/LTEに対応しているということ(※2)。Gear FitはBluetoothでスマートフォンと連携することが前提でした。言い換えれば、スマートフォンがなければフルに機能を使うことができなかったのです。

 

しかしGear Sは、単体でデータ通信が可能。メールやSMSの通知や受信、閲覧だけでなく、作成から送信まで行うことが可能(※3)。そう、Gear Sがあればわざわざメール確認や返信をするためにスマートフォンを開く必要がないのです。Gear Sは単体でスマホ並みの機能を使うことができるのが、最大な特徴と言えるのです。

生活防水にも対応しているので、日常生活やスポーツ中につけっぱなしでもOK。Gear Fitを始めとした多くのウェアラブルガジェットに搭載されているトラッカー機能やヘルス機能にプラスして、コミュニケーションツールとしても使えるGear S。もしかしたら、スマートフォンに変わるメインガジェットとして、数年後には当たり前になっているかもしれません。