おこづかいの「線引き」をしっかり決める

パパのおこづかいが高めである理由のひとつに、「おこづかいの範囲」の問題があります。
たとえば

 ・ランチ代は含むかどうか
 ・夕食は外で食べることが多いかどうか
 ・書籍代のように仕事に役立つ勉強費は含むかどうか
 ・仕事の飲み会のような予算は含むかどうか

だけで、おこづかいの金額も大きく変わってきます。

簡単にいえば「ランチ代込み、月30000円」というおこづかいと「お弁当は作ってあげて、月30000円」ではおこづかいのやりくり範囲はまったく違ってくるわけです。ランチ代込みの場合、仮に600円のランチを21日食べると12600円使うことになりますから、実質のおこづかいは6割ということになります。

おこづかいの「線引き」がないと、そもそもどれくらいのおこづかいが適当かも見えてこないわけです。一方的に「〇〇円ね!」と言ってもパパの反感を買うだけになってしまいます。

パパのおこづかいには「遊び」の部分を与えるのがコツ

「線引き」が必要だ、といいつつも、パパのおこづかいを考えるときには「遊び」の部分が必要です。

といってもここでいう遊びは羽を伸ばしていいよ、という意味ではなく、金額が未確定の部分についてちょっと配慮してあげよう、という意味です。

特に飲み代のようなものは、多い月と少ない月があったりします。またお店によって金額も変わってきます。自分ですべて決められるならいいのですが、実際にはそうもいきません。

パパのおこづかいについてはちょっとだけ自由になる部分を与えつつ(あまり具体的な使い道を追求しないことがオススメです)、総額ではコントロールしていくといいでしょう。

平均の月4万円をパパのおこづかいにするなら

先ほど紹介した平均月39,572円というのはざっくりいえば「週1万円」ということになります。

もしランチ代をここに含めるとすれば、仮に600~700円が平均的予算とすれば3分の1はランチ代に消え、残りを純粋なおこづかいとして使ってもらうイメージです。

コーヒー代やちょっとしたコンビニの買い物、新聞や雑誌などに1日あたり500円は使うとすればこれまた3分の1くらいが消えていきます。

もし、週に一度、飲みに行くくらいだとなくなってしまうくらいの金額、ということになります。ちょっと高いお店だともう足らないでしょう。

逆に、ランチ代をここに含めないのであればちょっと余裕のあるおこづかいになりそうです。

このように、具体的な使い道を話し合いながら、パパのおこづかい額を決めていくと、パパも納得してくれるのではないでしょうか。