「台本には、日本語のセリフの部分も韓国語で書かれていました。で、後で翻訳したものを出しますと言われたんですけど、僕はその場ですぐ、日本語に訳しちゃいました。なので、セリフもばっちりと思ったのですが、監督さんが『役柄に合わせて、もっと下手に話してください』って(笑)」

そんな意外な失敗(?)があったものの、あとは「自然に感じたまま演じてほしい」という監督の要求通り、のびのびと楽しく演じられたと言う。

ドラマでは、上野樹里扮するハルカに恋する劇団員の青年チェ・ガンをチャーミングに演じている。見どころもたくさんあると言うが、劇中、ハルカとT.O.P from BIGBANG チェ・スンヒョン扮するウヒョンが携帯電話のアプリを通してデートする場面が印象に残ったそう。そこで、「自分がデートするなら、どこがお勧めですか?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきた。

「喫茶店です。僕、コーヒーが大好きで、喫茶店にひとりでよく行くんですよ。あ、お洒落なカフェじゃないですよ。昔ながらの喫茶店。CROSS GENEの活動で地方に行った時も、そういう喫茶店を見つけては入っています。そこでゆっくり味わうコーヒーは最高ですね! メンバーと一緒に行くときもあるけど、みんなお子様だから、抹茶ラテとか頼むんですよ。ダメだよね(笑)」。

取材中は、どんな質問にも的確に答えてくれたシン。時折、冗談もはさんで、現場は終始なごやかな雰囲気に。「僕、(日本人メンバーの)タクヤよりも日本語が上手でしょ!」という一言に、周囲は大きな笑いに包まれた。しかしその一方で、CROSS GENEへの想いや、俳優としての立ち位置もしっかり語ってくれた彼。その内容は、ぜひ、韓流ぴあ本誌(12/31号、11月21日発売)で確かめてほしい。

『シークレット・メッセージ』(全10話)は、毎週月・水・金曜に日本最大級の映像配信サービス「dTV」にて日本独占配信中。

 

dTV「シークレット・メッセージ」特集サイト

CROSS GENEライブ情報

★2016年第1弾 単独ライブ「CROSS GENE JAPAN LIVE 2016 BE HAPPY TOGETHER ~New Year Luv Luv Night~」開催決定
2016年1月2日(土) Zepp DiverCity Tokyo
料金 ¥7,500(税込)※オールスタンディング

 

アジアンエンタメライター。香港映画『霊幻道士』に衝撃を受け、以来、香港・台湾・中国・韓国などのアジアのエンタメを追求中。雑誌「韓流ぴあ」、「月刊スカパー!」(ぴあ)のライターを務めるほか、「韓国テレビドラマコレクション」「K-POPコレクション」(キネマ旬報社)の監修も手掛けています。

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