「アクが強いというか、もう、それしかない! みたいな」

――そんな『ミルキィホームズ』が映画化されるということで、どんなお気持ちでしたか?

三森すずこさん 撮影:小林裕和

三森:『ミルキィホームズ』を6年間やっていて、アニメもユニットの活動も色々あったんですけど、そういえば「劇場版をやりたい!」って初期の頃に言っていて、あの夢がまだ叶ってなかったんだ! 映画がまだあったんだ! と。

大きな夢のひとつだったものが、6年掛けて、やっと現実のものになって凄く嬉しかったです。

佐々木:ミルキィホームズは今までに色々な活動をしてきたんですけど、(今回の映画は)武道館公演のように大きな節目のひとつだと思います。ギャグアニメなので劇場っぽくないアニメというか、そんな作品が映画になるというのが信じられなくて……(笑)。素直に嬉しかったですね。沢山の方に観ていただければな、と思います。

橘田:(映画化の報を)伝えられた時に、サプライズ発表とかじゃなくて、「2016年は映画もあるし……」と、サラッと言われたのが最初だったので、「え!? でも、嘘でしょ~?」と思っていました。なので、アフレコで台本を渡された時に、「本当だったんだ!」って(笑)。凄く時間差がある感じで「嬉しい!」ってなりましたね。

徳井:6年間で、アニメも何シリーズかやってきて、アニメをやっていない時はラジオだったり、実写の番組だったり、色々とユニットで活動はしていたんですけど、劇場版が公開されるということで、皆で一斉に新しい『ミルキィホームズ』を観ることができるのが、とっても嬉しいです。

――シリーズ初の映画という今回の『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』ですが、シリアスな作風のゲーム版と、コメディ色の強いアニメ版、そのどちらが物語の基盤になっているのでしょうか?

三森:第1期と第2幕のアニメスタッフが皆、集合している作品なので、初期のアニメ版『ミルキィホームズ』を思い出させるようなカオスなギャグアニメになっていると思います!

橘田:とにかくテンポが早いよね。

徳井:アクが強いというか、もう、それしかない! みたいな。

三森:とにかく、ボケが多過ぎて、一回観ただけでは全てを回収できないかもしれません。ギャグがアチコチに散りばめられていて、観る度に新しい発見がありそうな何度でも楽しめる作品です。

佐々木:アチコチで止めながら観たいくらいだよね(笑)。

三森:「変なの映ってた! 何アレ!? 気になる!!」って言いながら、また観て欲しいですね。

「観終わった後に、皆、腹筋が疲れちゃうんじゃないかな」

徳井青空さん 撮影:小林裕和

――今回の映画の見どころを、それぞれご紹介いただけますか?

三森:全体的には、気軽さというか、気楽に観ることができるところですね。初めての人でも難易度が高くないというか、「こんな雰囲気のアニメなんだ!」と、シリーズの取っ掛かりになりやすい作品だと思います。

佐々木:ギャグのところでドタバタしていても、ミルキィが頑張るというミルキィらしさも一杯出ていますし、涙もありますし、そういうところが劇場版らしくて、おもしろいかな、と。エリーの見どころとしては……。

橘田:脱ぎます!

(一同笑い)

橘田:見どころは何と言っても、笑いが止まらないところですね。アニメだと30分ですけど、その笑いが倍以上続くっていうのは、観終わった後に、皆、腹筋が疲れちゃうんじゃないかなって思うので、そこは覚悟して観に来て欲しいです!

徳井:映画館に集まった沢山の人が、皆で笑ってくれるのが想像できるので、そこはとても楽しみです。

映画館って、映画を静かに観るところだと思うんですけど、「ここで笑ったらおかしいかな?」とか思わず、ずっと笑い放しでいいような作品なので、遠慮せずに笑えるところが最大の魅力だと思います!
 

ミルキィホームズのメンバーにとっても初期の頃からの念願であり、ずっとやってみたかったという劇場版。

三森さん、徳井さん、佐々木さん、橘田さん……、ミルキィホームズ夢も詰まった『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』は、懐かしいキャラクターも出てくるオールスター作品的な要素もあり、熱心なミルキアンは勿論のこと、初心者の方にもオススメの1本となっているとのこと。

まだ、作品のことを知らない方も本作を入り口にして、色々な顔を見せてくれる『ミルキィホームズ』の世界にドップリとハマってみるのも良いと思います!

フォトギャラリー【写真満載】ミルキィホームズ・撮りおろしフォトギャラリー(26枚)
  • ミルキィホームズ 撮影:小林裕和
  • 三森すずこさん 撮影:小林裕和
  • 徳井青空さん 撮影:小林裕和
  • 佐々木未来さん 撮影:小林裕和
  •  橘田いずみさん 撮影:小林裕和