"声優ユニット”のミルキィホームズも大きな魅力!

キャラクターとしての『ミルキィホームズ』と併せて、ファン(通称"ミルキアン")を魅了し続けているのが、声優ユニットとしての"ミルキィホームズ"の存在です。

シングル曲やアルバムのリリース、武道館公演でのライブイベントの成功、大型アニソンフェスへの出演と、活発な活動を続ける声優ユニットとしてのミルキィホームズ。

時には、プロレスイベントに出演したり、他作品の主題歌を手掛けたり……と、このユニットならではのユニークなコラボレーションも果しています。

アニメ同様に、それぞれにキャラが立った4人による様々なシーンでの活躍も、この『ミルキィホームズ』というプロジェクトの大きな魅力となっているのです。

その辺りの声優ユニットとしての活動についても、メンバーにお話を伺ってみました。

「ユニットも作品も『いつでもツッコミ待ち!』みたいな感じ」

橘田いずみさん 撮影:小林裕和

――今回の映画には、新日本プロレスの真壁刀義選手がゲスト声優として参加されるとのことで、そこもおもしろいな、と。ミルキィホームズは、(シリーズを手掛けている)ブシロードさんが新日本プロレスの親会社ということもあって、プロレスとも接点がありますよね。

三森:そうですね。

――そういう点もユニークですよね。プロレスと絡むことができる声優ユニットなんて、それこそミルキィホームズしかいないと思うんですよ。このユニットならではの特異性みたいなものって感じますか?

三森:ミルキィホームズは、アニメのユニットであることは確かだと思うんですけど、ユニット自体の自由度が凄く高くて、「ミルキィだから、これはできません!」みたいな枠が特に今までなかったんです。

それこそ、プロレスもそうだし、始球式もあったし、年末の競馬場で歌ったりとか。

佐々木:他のアニメに出て、エンディングを歌ったりとか。

三森:そういう、とにかく「おもしろければいい!」みたいな(笑)。

――まさに、シリーズの作品性にも繋がる部分ですよね。

佐々木未来さん 撮影:小林裕和

佐々木:ユニットも作品も「いつでもツッコミ待ち!」みたいな感じですよね。

橘田:個人的には、色々なアニメにこのユニットで出てみたいですね。友情出演をしまくるという(笑)。

徳井:それは、新しいね。他のアニメを観ていても、謎にミルキィがいるみたいな(笑)。

「おもしろければいい!」という徹底したエンターテインメント精神とフリーダムな奔放さ。ミルキィホームズというユニットの魅力は、『探偵オペラ ミルキィホームズ』というプロジェクトの作品性を何より如実に体現していると言えるかもしれませんね。

見どころは、「"崩し"によるコメディ」!

思えば、『探偵オペラ ミルキィホームズ』を手掛ける株式会社ブシロードの木谷高明社長は、以前から『デ・ジ・キャラット』シリーズや『ギャラクシーエンジェル』シリーズといったメディアミックスによるキャラクタープロジェクトをリリースしてきた御方。

そうした作品では、アニメ化の際に大きく作風をコメディ、ギャグアニメへと振り切り、ポップかつナンセンスでシュールな笑いを作り出してきました。

『探偵オペラ ミルキィホームズ』もその遺伝子を受け継ぎ、アニメ版(特に、テレビシリーズの第1期と第2幕)では、キャラクターや世界観に対する"崩し"が楽しい作品となっています。

今回の映画版も、そうしたコメディ描写が大きな見どころとなっており、不条理ギャグのオンパレードによるドタバタ騒動が楽しめる作品となっているようです。

また、森脇真琴さんやふでやすかずゆきさん、沼田誠也さんといったシリーズお馴染みのスタッフさんに加えて、これまでのシリーズでも絵コンテを務めており、可愛らしくもシュールなコメディアニメを得意とする桜井弘明さんが監督として本作でディレクションを務めている点もアニメファン的に楽しみなポイント。

ミルキィホームズのメンバーに、お話を伺っていても、作品のかしましさや楽しさ、ポップさが伝わってきた今回の劇場版。

『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』は、この冬、要チェックなアニメ映画として、様々な方に劇場でご覧になっていただきたい作品です!

ミルキィホームズ 撮影:小林裕和

『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』

2016年2月27日(土)
新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズほかにて全国ロードショー

都内在住の極々平凡なサラリーマン兼、アニメ、音楽、プロレス、映画…と好きなものをフリーダムに、かつ必要以上に熱っぽく語るBLOG「さよならストレンジャー・ザン・パラダイス」管理人。永遠の"俺の嫁"である「にゃんこい!」の住吉加奈子さんと共に、今日も楽しいこと、熱くなれることを求めて西へ東へ。