レトロゲームのようなドット絵に変化

とはいえ、無慈悲ではありません。ちょっとした日常会話などから次第に■たちの性格がわかってきます。会話がはずみ、好感度があがると、正方形からファミコン風ドットにまでは早めに成長します。

しかし、まだこの時点では8bitレベル。「あれ、これ2016年のゲームだよな?」といった疑問や「ファミコンでやれ」とった意見も出てくることでしょう。いや、ファミコンだとしても、伝説のギャルg…ロボゲー、『メタルスレイダーグローリー』のキャティさん(※1)はもっと解像度高かったですよ。

(※1)
『メタルスレイダーグローリー』[1991年 HAL研究所]
HAL研究所の独立メーカーとしての最終作。美少女とロボットという当時の2大カルチャーを組み込んだアドベンチャーゲーム。一時はプレミア価格が付いたが現在はバーチャルコンソールなどで遊ぶことができる。「キャティさん(キャティ・ヴィトレイ)」は本ゲーム屈指の人気キャラで、今もなお人気が高い……はず。

難航する嫁選び

「どとこい」は選択肢を選んでシナリオを進めていく、オーソドックスなアドベンチャーゲームです。

しかし前述のとおりどの嫁もドットだったり■だったりするため、どの子に狙いを定めるか悩ましいですね。まずはひととおりの■との親睦を深めていき、ある程度の解像度を取り戻すことにしました。

八方美人は身を滅ぼすことになりかねますが、わざと委員長と仲良くならないとヒロインを攻略できない美少女ゲーム(※2)や、女の子たち全員との仲を保っておかないと爆弾が爆発する美少女ゲーム(※3)などもあるので、これもまた正しい攻略法です。というわけでゲームを進めていくと…。

(※2)
『To Heart』[1997年 Leaf(現AQUAPLUS)]
ヒロイン「神岸あかり」を攻略するためには、攻略途中で一度委員長「保科智子」にちょっかいを出さなければならなく、攻略の難易度を上げていた。一途なだけじゃだめなんです。
(※3)
『ときめきメモリアル』[1994年 コナミ(現コナミホールディングス)]
特定のキャラだけを相手にすると他のキャラの傷心度が高まり爆弾が点火。放置すると爆発してキャラ全員の好感度が下がってしまう。そのため、爆発前にデート(爆弾処理)が必要になる。

やっぱりありました!クラスで成海さんの着替えを不可抗力で覗いてしまうという「ラッキースケベ」なイベントが発生。思わずスクリーンショットものです。

全男子の憧れであろう、美少女との公園でお弁当ランチイベント。さぁ、ありがたがるがよい(ごめんむり)。

しかし、このイベントで若干僕の心は若干成海さん狙いへと傾きました。やっぱりお弁当イベントは強い。