毎週、毎月、飽きさせないストーリーや続きが気になる展開で読者を楽しませてくれる連載マンガ。中には、人気を探るため、はたまたその人気を維持するために話がどんどん展開していく作品もありました。そこで今回は、衝撃の超展開で読者を置いてけぼりにした伝説のマンガを紹介していきます。
 

展開が早すぎてついていけない! 巨匠が手がけた伝説の打ち切りマンガ

『男坂』車田 正美

■ここが超展開!
浜辺で不良を相手にケンカ→野球勝負に発展→なぜか嵐の海に出て決闘の続きを開始→と思いきや敵が船酔いして遭難

『聖闘士星矢』や『リングにかけろ』など、数々のヒット作を世に送り出した巨匠・車田正美。そんな彼には、もうひとつ忘れてはならない代表作があることをご存じでしょうか。その作品の名は『男坂』。今も語り継がれる伝説の打ち切りマンガです。

ケンカに勝つことだけを生き甲斐とする硬派な主人公・菊川仁義が活躍するこの作品は、車田正美の「暑苦しさエキス」を原液でドバドバと投入したような熱血不良マンガ。

不良を題材とする数多の作品がそうであるように、本作でも主人公と不良達との熱い戦いが繰り広げられるわけですが、何よりも注目すべきはその場面展開の早さです。ケンカを売ってきた特攻服の不良といきなり野球で勝負をし始めたと思ったら、なぜかそいつと嵐の海へ出航。不良は小舟の上で決着をつけようと言い出しますが、船酔いでゲロ吐いちゃって勝負になりません。何がしたいんだ車田正美。

そんなこんなの超展開で読者を置いてけぼりにし続けた結果、連載は半年足らずで打ち切りに……。最終話では、1コマにつき1人の不良をやっつけるという荒技を読者に見せつけてくれました。

しかし、この伝説の打ち切りマンガには続きがあります。なんと2014年6月より、ウェブ配信で『男坂』の連載が再開されたのです。30年越しの雪辱を今になって晴らす車田先生は、やはり漢の中の漢! 相変わらずの超展開で突っ走ってほしいものです。

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