©劇場版「MARS~ただ、君を愛してる~」製作委員会

――零やキラのように、人には言いづらい過去やトラウマを抱えていたら、自分は好きな人に言うことが出来ると思いますか?

飯豊:本当に好きだったら隠します。触れないで欲しいわけではないですけど、知らないなら知らないでいいかな、って思います。これからの自分を見て欲しいなって思いますね。その方が一緒にキラキラした時間を過ごせるかな。でも逆に相手がそういう闇を抱えているなら教えて欲しいなって思います、ズルいですね(笑)。

たぶん私が出来ることといったら、笑顔にさせるとか癒やすということだと思うので、そこは言ってもらえたら嬉しいです。

――相手が笑顔になるように何をしてあげたいですか?

飯豊:体を気遣ってあげたいですし、その人の好きなモノや興味のあるものなど、お互いプラスになることを共有したいですね。私の好きなモノも知ってほしいなって思います。

やっぱり時間って限られるじゃないですか。一瞬一瞬を大切にしたいので、2人で過ごすその時を大事に感じたいです。

――ファンの方へ、映画の見所を教えてください!

飯豊:きっと零の最後がどうなるのか、予告で気になっている人も多いですよね。牧生の正体、あとキラちゃんの願いが何なのかというのは注目してもらいたいです。

私はその場で思ったことを演じたつもりなので、それに感情移入していただけたら嬉しいです。「誰にでも人生を変える出会いがある」というキャッチコピーで、私はキラちゃんと出会って、お芝居への姿勢がすごく変われたんです。そういった役に巡り会えたのも奇跡で嬉しかったので、そんな自分を変えられた作品がたくさんの人に伝わったらいいな、と公開を迎えて思っています。

あと世の草食男子の背中を押せる作品になっていると思うので、男の子にも見て欲しいです。もちろん女の子はすごく憧れてもらえる作品になっていると思うので、最後まで『MARS』の世界観に浸って楽しんでもらいたいな、と思います。

――ありがとうございました!

スタッフさんが泣いてしまうくらい、感情が高ぶってしまうのも納得のシリアスなシーンが多い映画『MARS』ですが、笑いが溢れるにぎやかな撮影現場もあったことに、少しホッとした気持ちになれた裏話でした。零、キラ、牧生の切ない感情が交差する物語の結末を劇場で見届けてください!

ちなみに、藤ヶ谷さんがなぜ寒くてもロケジャンを着ないのか、藤ヶ谷さんのインタビュー記事で答えがわかります!

【特集】藤ヶ谷太輔&窪田正孝『MARS』の裏側、追っかけマ~ス!特集ページ

ヘアメイク:坂手マキ(vi's inc.)
スタイリスト:有本祐輔

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