機種変更からの不倫発覚も

家族と言えば、「iPhoneなどを機種変更して、古い機種を子どもに使用させているご家庭もありますよね」

防犯上の観点から、持たせていることがありますね。それと、今の子どもは、親から見たら「まだちょっと早いんじゃない?」というような年齢でも、友達づきあいのためにこういうデバイスを欲しがります。

新品を買い与えるよりは…と、“お下がり”を使ってもらう家庭も、あるんじゃないでしょうか。

「同期したままで情報が共有され、リアルタイムのやり取りが家族に見られてしまっていた、などということもありました!」

お父さん、大変!甚だ教育的じゃないメッセージが、子どもに見られちゃうかもよ。

そこまで筒抜けだと、言い逃れは難しそうです。旦那さんを泳がせておけば、探偵さんの出番もないくらいハッキリした証拠をつかめる可能性もありますね。

LINEの証拠能力は?

この他、モラルが問われる行為につき筆者はオススメしかねるものの、盗み見して履歴等をチェックすすれば、スマホは証拠の宝庫と言えるようです。

しかしながら、不倫相手とのLINEでのやりとりは、動かぬ証拠として突きつけることができるものでしょうか。

「2人で写っている画像や動画などがあれば、それは確実なものになります。
ただ、通常は、メッセージのやり取りのみで不貞の証拠として扱うことは難しいです。具体的な内容が書かれていたり、交換通数が大量にある場合は、有用性がありますが……」

常識的に考えれば、「愛してるよ」「一緒にいたい」「離れたくない」のような言葉を、好意がない相手に送るなんてあり得ないこと!

だから、「偶然見えちゃったけど、それどういうこと?」のように問いただせば、「もはやこれまで」と観念して不倫を認める夫がほとんどではありますが……。

失礼ながら性悪夫が相手だと、こういったLINEの文章に「実際関係を持ったことを証明する力があるか」を突かれた際、少々弱いところも。

LINEのやりとり自体が何か意味を持つというよりは、LINEによって夫の不倫を確信した上で、さらに探偵、興信所に相談するのがより安全だ、ということなのですね。

実際に探偵社に依頼すると、家計への影響も気になりますが、

「LINEにより、いつ、どこで会った、または会うというような情報を抑えることができるようになりました。会う場所や曜日、時間の特定がしやすくなったので、ピンポイントで調査をするということが多くなったような気がします。無駄を抑えた上で結果が出やすい調査ができますよ」

と、原一さんはお話してくれました。そうかそうか!調査費節約の裏技になるのですね。

最愛の夫に裏切られたと知った妻の胸の内には、強い怒りがわきあがることでしょう。でも、感情をそのまま夫にぶつけることが、解決につながるとは限りません。

それどころか、夫が逆ギレして始末に負えなくなったり、用心深くなって物的証拠を消したりなど、妻にとって望ましくない展開になる可能性だってあります。

深呼吸して冷静さを取り戻し、ベストな対処を。そのために、今回の情報が一つの参考になれば幸いです。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。

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