撮影:田中聖太郎写真事務所

SUPER JUNIORのツアー『SUPER JUNIOR WORLD TOUR “SUPER SHOW 8”:INFINITE TIME in JAPAN』が、11月2日のさいたまスーパーアリーナ3Daysからスタートした。

SUPER JUNIORは、5月に最年少メンバーのキュヒョンがカムバックし、完全体で本ワールドツアーと韓国9thアルバム『Time Slip』で新章へのスタートを切ったばかり!

ここでは、日本公演の初日となる11月2日のさいたまスーパーアリーナ公演の模様をレポート!

ツアーは来年2月の丸善インテックアリーナ大阪公演、マリンメッセ福岡公演へと続くので、見どころとしてぜひチェックを。

見どころ1.プライドと余裕、そして遊び心

11月6日にデビュー14周年を迎えるSUPER JUNIOR。

メンバーが入隊すると解散したり、活動を休止したりするグループが多かった韓国のアイドルグループにあって、彼らは常にアルバムをリリースし、ワールドツアーを休まずに続けてきた稀有なグループだ。順を追って活動休止をしていたため休まずに活動できたわけだが、その分、メンバー全員が揃うには時間がかかった。

キュヒョンのカムバックにより、ついに約9年ぶりにイトゥク、ヒチョル、イェソン、シンドン、ウニョク、ドンへ、シウォン、リョウク、キュヒョンの完全体に! ヒチョルが参加できなかったのは残念だが、彼もアルバム『Time Slip』のレコーディングには参加しており、全員の歌声が聴ける音源も久々。

ライブではキュヒョンの「ただいまーーー!」という雄叫びに、17,000人のE.L.F(SUPER JUNORのファンの名前)が「おかえりー!」と声をそろえて温かく迎えたが、キュヒョン曰く「去年の『SUPER SHOW 7』は、(活動休止中に)東京ドームの客席で見ました。

いったい僕はいつ皆さんに会えるのか、ファンがいなくなってしまうんじゃないかと心配でした」と不安を抱いていたそう。

しかし、「今日、皆さんの笑顔を見て、安心しています。ここのいる皆さんをもっと愛して、僕の声でもっと癒しながら守りたいと思います。いつまでも側にいます」と約束してくれた。

この日本公演では10月14日にリリースされたばかりのアルバム『Time Slip』の収録曲『I Think I』の日本語バージョンが初めて生で披露された。

ラテン・ソウルをベースにしたR&Bのこの曲は、大人の色気が漂う群舞とウニョクのラップソロがスタイリッシュかつセクシーな楽曲だ。

今回のツアーでは、このような大人っぽいスタイルの楽曲を集めたセクションと、群舞が多いのが特徴かもしれない。

ウニョクのソロや、D&Eのシンメ、そしてダンシング・ギュなどダンスの見どころも多いのだが、とにかくシャカリキではない、大人の余裕が感じられる群舞に見惚れること必至だ。

そんなカッコよさを見せたかと思えば、ある曲でメンバーがひとりずつカメラに抜かれると、14年目のベテランなのに、まるで朝の情報番組のカメラにピースを向ける小学生のように、どうにかその画角の中に映り込もうと我先にポジションを変える。

また、トーク中も誰かがちょっとでもスベルと、「〇〇(名前)、失敗~!」と全員でしていじりまくって、爆笑をまきおこしていた。

彼ら自身が誰よりも、このステージを一番楽しんでいるのだから、楽しくないわけがない。

全員が大人のアイドルならではのプライドと余裕、そしてSUPER JUNIORならではの遊び心いっぱいのステージを見せてくれる。それが、『SUPER SHOW』なのだ。

見どころ2.ファンが沸く“いつも”のポイントを外さない

今回も『SUPER SHOW 7』から引き続き、メンバーのウニョクがステージ演出、シンドンが映像演出を手掛けている。

本編中のムービーには、ツアーに同行できないヒチョルも参加。映像でも、ファンに顔を見せてくれる映像監督シンドンとヒチョルの気持ちが嬉しい。

各セクションの導入VTRもシンドンが監督しているのだが、特に後半のVTRは映像中にトイレには行けない面白さなので、水分の摂りすぎには注意してほしい。

ライブは、韓国最新アルバム『Time Slip』の収録曲『The Crown』で幕を開け、『A Man In Love』へと続いた。

ストンプ風味のダンスブレイクが付け加えられたり、原曲よりもパーカッションがプリミティブにアレンジされたりした『A Man In Love』は、2007年にリリースされたという古さを全く感じさせない。

その変化に驚いていると、キュヒョンが奈落からセリ出てきて、久々に見る「SUPER SHOW」お決まりの演出にファンは熱狂。

こんな風に、アレンジで今の時代に昔の楽曲をアップデートしつつ、ファンが沸く“いつも”のポイントを外さない。そんな演出が各所に見られたが、それは、ファンのツボを知り尽くしたメンバー自身が演出を手掛けているからなせる技なのだろう。

これまで『SUPER SHOW』の通例だった仮装コーナーはなくなったが、SUPER JUNIORの生み出す音楽とカッコいいパフォーマンスだけで『SUPER SHOW』が成立できるようになったのは、彼らのアーティストとしての成長なのだと思う。