ショーツを捨てる見極めポイント

ショーツの役割は汚れや汗を吸い取ること。この機能ができないものはショーツとしての役割ができないので、寿命となり捨てるのがいいですね。

1)ゴムが伸びている

下着は伸縮性があるものがほとんどですが、履くたび、動くたびに引っ張られるので、伸縮性が落ちやすくなります。ウエスト周りや股周りのゴムが伸びることで体にフィットしにくくなります。

2)生地が薄くなっている

股下は生地が薄くなりやすい場所。生地が薄くなると汚れや汗が吸収されず、ただでさえデリケートな股下が、下着の劣化によってさらにかぶれることになります。

生地が薄くなってきたら捨てましょう。

3)ほつれや毛玉ができている

ほつれや毛玉ができているのは、その部分の生地が薄くなっていることでもあります。また、その毛玉やほつれが肌に当たり、肌荒れになることも。

ほつれや毛玉は寿命の合図でもあるので、捨てましょう。

きちんと洗えていない下着のデメリット

いくら新調したとしても、きちんと洗えていないと生地の傷みも早く、下着の機能としても劣化し寿命は短くなります。

さらに、デリケートな体への刺激となり、肌荒れの原因にも。

特にショーツを不潔にしていると、吸湿性も悪く、デリケートゾーンから細菌が入り、感染症になることさえあります。毎日装着するもの、さらに肌に直接触れるものだからこそ、キレイに保ちたいですね。

脱いで洗濯機へ“ポイッ”はダメ!下着の正しい洗い方

では、どのように洗えば良いのでしょうか。

下着はとてもデリケートなものなので、他の洋服と違い、脱いだものをそのまま洗濯すれば、寿命も短くなってしまいます。

ブラジャーの場合は、まずホックを留めて、洗濯ネットか専用ネットに入れます。

ネットに入れないと、ホックが他の洗濯物をひっかけて大切な洋服を傷めてしまうこともありますので、必ずネットに入れるようにしましょう。

洗濯もできるだけソフト洗いにすることで、カップの崩れを予防できます。

干す際は、カップの部分の形を整えてから干します。

そして、洗濯バサミの場所もストラップに負担がかからないよう、アンダーバストの前の部分を留めて劣化を防ぎましょう。

ショーツは、デリケートゾーンのおりものや経血などの汚れがある場合はつけおきしてから洗濯機へ。干す際はウエスト部分やマチの部分を洗濯バサミで、ゴムが伸びきらないように、適度に伸ばして干します。

ブラジャーもショーツも直射日光で干すのはNG。色あせ、糸の劣化を早くしてしまいますので、陰干しにしましょう。

タンスへしまう際もブラジャーはカップがつぶれないようにして収納するようにしましょうね。

いかがでしたか。意外と知られていない下着の寿命。一度タンスの中の下着を1枚ずつチェックして古いものを処分してみてはいかがでしょうか。新しい下着にしてみると不思議と気分も良くなりますよ。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。