小さな粒には、美と健康をサポートする成分がいっぱい

テフには、次のような栄養素が豊富に含まれています。

1)食物繊維(レジスタントスターチ)

レジスタントスターチ(難消化性デンプン)には腸内環境を整え、食後の血糖値上昇を抑える効果が。

また腹持ちがよく、次にとる食事の食事量を抑えてくれる“セカンドミール効果”も。

2)ミネラル(鉄分・カルシウム・亜鉛)

骨や血液を健康に保ち、免疫力の維持にもかかわるミネラルを、米や小麦と比べて多く含む。

不足するとさまざまな体調不良の原因となるため、女性は特に積極的に摂りたい栄養素。

3)ビタミンB1・B6

ビタミンB1は、糖質の代謝に欠かせない。

また、ビタミンB6にはたんぱく質・脂質の代謝を助ける作用があるほか、皮膚や粘膜を健やかに保ち、肌荒れを予防する働きも。

「ゆでる」か「粉末にする」が基本。必ず加熱調理を

このように、栄養の宝庫といえる「テフ」。
栄養たっぷりなうえ、グルテンフリーなところも、欧米で健康を気にする人々に好まれる理由のようです。

では、テフをおいしく食べるには?

テフを販売するオンラインショップ「トレンドオンライン」によれば、基本的には「ゆでる」か「粉末にする」、いずれかの方法で使うそう。

“生”では食べられないので、必ず加熱調理が必要ですが、味にくせがないのでいろいろな料理に使えるそうですよ。

ゆでる

テフと水(テフの3倍量)を鍋に入れる。沸騰したらとろみがつくまで15分~20分弱火でゆでる
⇒サラダ、スープ、パンケーキなどにそのまま投入

粉末にする

⇒ケーキやクッキーなどのお菓子やパンに、小麦粉の代わりとして、または小麦粉と混ぜて使う