出会えてなかったと思います。フリオは、日本での作品を手がけている人ではないから。この作品に出なければ、本当に出会えていない人だと思います。

--この回が更新されるのは、 3/20ですから、『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2も千穐楽を迎えているかと思うと、やっぱりさみしいですね。。

その頃にはもう…、千穐楽がもう終わっちゃってるね(泣)

でも、ホリNS歌謡祭2020(3/24)があるね。。

--そうですね。あと、タイガー・リリー役で3度目の出演となる『ピーターパン』の舞台も控えてますよ!

そうですね!

--ではでは、『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2のお話は、また後半でお聞きするとして、先に『ピーターパン』のお話をお聞きしてよいですか?

はい。まさか3度目の出演があると思っていなかったので、自分でも驚いています。今年記念すべき公演でもあって、舞台を製作しているホリプロ創立60周年であり、『ピーターパン』も初演から40周年の節目の年。

過去にたくさんタイガー・リリーをやった方がいる中で、私に声をかけていただけたのは、只々ありがたいし、嬉しいし、感謝のひと言に尽きます。

今後も随時、発表されていくと思うのですが、今年の『ピーターパン』は、演出家さんも変わって、これまでとはまた全然違ったものが私には見えていて。出演は3回目ではあるけれど、新作をやるのとまったく同じ気持ちでいます。

--いろんな意味で「縁」がある作品ですね。

そうですね。『ピーターパン』は、もともと大好きなお話で、舞台を観るのは自分の夏の風物詩でもあったから。何年も連続で必ず観に行っていたその舞台に、いつのまにか出られるようになって。そうしたらその舞台を製作している事務所に入れるようになって!

さらに、記念すべき節目の年に出演できて。本当にありがたい、ご縁のかたまりのような作品だと思ってます。

でも、リリー役は今年で卒業だろうな。また、将来??年後に、ダーリング夫人で出られる機会があるかな? ないかな?? 年齢的にはきっとそうですよ。

わっ!! ネバーランドに行けなくなっちゃう! 今年は「ラスト・ネバーランド」!? よーし、謳歌するぞぉ。

ヘアや衣装合わせをしたときに、演出家さんから言われたんです。「リリーをもっと、子どもっぽく観せたいんだよね」って。

「子どもぽっいリリーとは何ぞや?? 」。

今まで、全然意識していなかったリリーの印象だったから、「子どもぽいって?」と思ったんです。確かにリリーは大人ではないけれど、ピーターとは対照的な役。「凛とした」とか、「花がある」のが、これまで意識していたリリーだったんです。

舞台に立つ前、自分が純粋に観客として観てきたときも、「子ども感」を感じたリリーはいなかったから。

だから、いまだに考えています。でも、衣装の雰囲気などからは、この舞台が始まった最初の頃の演出に近い感じになるんじゃないかって想像してます。

--衣装は全然違うんですか?

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