夏の避暑はプラタナスで?

夏は日よけになってくれるプラタナス ©Disney(撮影/YOSHI)

ショー鑑賞の強い味方

夏のショーでは、メディテレーニアンハーバーにある、バケーション・パッケージ席後方の、傘のような形のプラタナスが、強い味方ですね。

街路樹にも、よく使われ、明るい抹茶色と灰白色の、まだら模様の幹が目印です。

15周年のクリスタル・ウィッシュ・ジャーニーを、夏場にプラタナスの木陰で、観賞した方も、多いのではないでしょうか。

クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーは、シャイン・オンも大人気 ©Disney(撮影/YOSHI)

樹形は、枝を横に広げる傾向があるものの、メディテレーニアンハーバーのプラタナスは、剪定(枝を切って、樹木の形を整える作業)の賜物です。

比較すると面白いのは、マクダックス・デパートメントストアの、スチームボート・ミッキーズ側の街路樹になっている、プラタナスです。

縦長に整えられていて、形だけ見たら、同じ種類とは、気づかないかもしれませんね。

そうです!

剪定で、樹木の形を、好みや用途に合わせて、整えるのも、ガーデニング上級の醍醐味です!

植栽キャストが、樹木の成長を見守りながら、将来の姿を思い描き、根気よく剪定を続けた、15年間の成果が、横広プラタナスと縦長プラタナスでもあるのです。

実りも楽しめる!

プラタナスは、和名をスズカケノキといいます。

「鈴懸の径(すずかけのみち)」という歌も、ありますね。

球形の実が、枝から下がる様子は、まさに、木に鈴を掛けたように見えます。

落葉が始まった頃、可愛い鈴を、探してみてくださいね!

あ! 可愛いからといって、折り取っては、いけませんよ。

撮ってよいのは、写真だけ、ですからね。

のっぽナンバーワンのタイサンボク

WFP入り口で目立つタイサンボク ©Disney(撮影/YOSHI)

待ち合わせにも便利?

ウォーターフロント・パークの、高架側入り口には、背の高い樹木があります。

パークで一番の高木、タイサンボクです。

目立つので、待ち合わせにも、便利です。

庭木にしたら、高い木のある家で、すぐに分かりますね。

また、タイサンボクは、背が高いことに加えて、春から初夏にかけて、大きな白い花を咲かせることも、特徴のひとつです。

ミニーのクリスタルポイントが放つ、赤い光のバックグラウンドとして、緑豊かな大木と、大きな白い花は、フォト・ジェニックだったのではないでしょうか。

ミニーのクリスタルポイント ©Disney(撮影/つるたま)

香りにもウットリ

タイサンボクは、花をたくさん咲かせるので、下の方の花の香りを、是非、嗅いでみてください。

顔を花の方に向けると、とてもよい香りがします。

どこかで嗅いだことは、ありませんか?

はい、ご名答!

マグノリア香水です。

マグノリアは、タイサンボクの英名なんですよ。

これからは、マグノリア香水を嗅いだら、パークを思い出しそうですね!

ガーデニングというより、庭木候補ですが、パークの立役者として、オマケに紹介させていただきました。

ガーデニングをしなくても、いつも背景でしかなかった、パークの植栽も、見どころ満載です。

詳しく知りたくなった方は、「東京ディズニーリゾート植物ガイド」(企画・文・写真/畑山信也、監修/竹下大学、講談社)もありますよ。

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