後半戦からアンコール、名曲つるべ打ち!
ここからライブ本編はラストスパートに突入。『ネガティヴ・ガールズ!』から『圧倒的なスタイル』へ。ファン投票でベストアルバムに収録された人気曲『さよならMusic』と続き、最後は『ねぇバーディア』へとなだれ込みます。
もはやこのあたりの流れはNegiccoファンクの独壇場。ファンキーでポップでカラフル、それでいてちょっと切ない楽曲が連なって、ときわホールは熱狂のるつぼに。
もちろん、このまま終わるわけはありません。場内みんなで「アンコール!」(ネギ!)の大合唱。Tシャツ姿に着替えた3人がステージに再登場します。
アンコールは新しい楽曲のラッシュ。最新オリジナルアルバム『ティー・フォー・スリー』から『RELISH』、ベストアルバム収録の新曲『くちびるにメロディ』へと続きます。connieサウンドの最新型を堪能できる時間です。
ここからのMCで、ベストアルバムの初回限定盤に封入された手紙に書ききれなかった思いが語られました。
語られる感謝の言葉、そして最後に歌われるのは…
Kaedeさんは、ファンの皆さんを見たご両親が「自分の娘が応援されるのは不思議だけれど、すごくありがたいこと」と語られたことを、そしてMeguさんは、何度も書き直しながら手紙を書いたこと、ずっとこの3人で歌っていきたい気持ちを託した、と語られました。
そしてNao☆さんは、お母様がいちファンとして輝いている様子を見たり、「ファンの方が一番心配しているんだよ」とスタッフの方に言われたことで、ファンの方の人生に寄り添っていきたいと思うようになった、と話されました。
Nao☆さんが「みなさんの最後まで見届けたい」というところで笑いが起きていましたが、同時に、本当に嬉しい一言だったと思います。ここまでファンと共に人生を歩もうとするアイドル、なかなかいないですよ。
この流れで、ベストアルバムに収録された『愛は光』へ。ステージ前面のボックスに座り、なるべくファンの皆さんの近くで歌うNegicco、本当に真摯です。
しっとりと歌い上げ、コーラスワークに重点を置いた楽曲もNegiccoの武器。『おやすみ』や『私へ』のような、Negiccoにとって大事な楽曲になりそうです。
なんと、ここで終わりません。ラストのラストは、まさかの『トリプル!WONDERLAND』へ。『愛は光』が来ることは予想出来ていたので耐えられましたが、『トリプル!』はまさに予想外の選曲。ここで思わず涙腺が…。
この曲、フェスの1曲目や、ライブの後半戦スタートの合図になるような、思いっきり弾ける明るい曲なんです。ここでぶち上げていくとは!「ネギは進むぜ!次のディケイド」という力強い一節が染みます。
さらにはMVで印象的だった新潟のフラッグを振っていたのも憎い演出。新潟在住であることを大事にすればこそのNegiccoです。思い返しても素敵な一瞬でした。
ファンの人生と共に歩むNegiccoが、新たな一歩を踏み出す
今回の会場となった雷5656会館は、浅草の良さを十二分に感じさせてくれるホールでした。MCの中でも触れられていましたが、2016年のライブハウスツアーに近い雰囲気でしたね。暖かく心地よい、Negiccoの良さを再確認することが出来ました。
やっぱりNegiccoには浅草の空気が似合うんです! 新潟はもちろん、東京にもホームタウンがあるのは、Negiccoの大きな強みだと感じます。戻ってきたっていう安心感があるんですよね。この安心感こそが、Negiccoの大きな武器だとも言えるでしょう。
もうひとつ、MCの中で、Nao☆さんが「私たちに、これからひとりの人間として、ひとりの女性として、どんな未来が待っているかわからないけれど…。」とおっしゃったときにも、いろいろな思いがわきました。