ラストは、イントロからどよめきが起きます。これ、『夜明け Brand New Days』じゃないですか! 去年のSMILE GARDENに居合わせた自分としては、胸がグワァッと熱くなりました。

その時に起きたことをいろいろと振り返ることはしません。でも、彼女達とファンの方々が、本当に大事にしている曲であること、だからこそ披露する場が限られることは知っています。

この曲を、音を止めずに、しっかりとやり切ることに、どれだけ気持ちが込められているのでしょう。ハラハラしながら、それでいてワクワクしながら、祈るような気持ちでステージを見つめていました。

最早、アイドル界のお約束のひとつとなったコール「イェッタイガー!」も、この曲で聞くと全く違った重みがあります。まさか「イエッタイガー!」でこみ上げるものがあるとは、我ながら驚きでした…。

パフォーマンスした後の、いつまでも続くお客さんの拍手も印象的。アイドルってすごい、アイドルソングってすごい、と思わせてくれる瞬間でした。掛け値なしに素晴らしかった!

Negicco

さぁ、いよいよNegiccoの登場です。SMILE GARDENでのNegiccoは、アカペラで『圧倒的なスタイル』を披露した後、『愛は光』を歌うというセトリが話題になっていました。

さてさて、HOT STAGEではどんな選曲でしょうか? まずオープニングSEから『友だちがいない!』、そして『サンシャイン日本海』へ。今の彼女達らしい、コーラスワークが映える正統派ポップスです。

MCをはさんで、Negicco流のアゲアゲセットリスト! 『愛、かましたいの』から、ショートヴァージョンの『あなたとPop With You!』を、そこから『さよならMusic』へと、まるでDJのようなつなぎで聴かせてくれます。

そして、ラストはこれしかないでしょう、『ねぇバーディア』! 会場全体が笑顔に包まれていることがわかります。これだけ会場を巻き込めるのは本当にすごいこと。思わず惚れ直しました。

さようならTIF、また来年会いましょう!

今年はNegiccoのHOT STAGEを見届けてから、原稿作業のために離脱。夕方のSKY STAGEで虹コン→フィロのス→らぶどるなんて最高の流れがあったんですが、涙を飲んで帰宅しました。

毎年少しずつ変わるTIF、初めてレポートしたTIF2012がいつの間にかずいぶん昔に感じられます。様々なイベントやトレンドがありながら、日本におけるアイドルシーンを大きく動かしていく…。TIFだけがアイドルシーンではありませんが、TIFなくしてアイドルシーン全体を語ることも不可能でしょう。

来年はどんなグループが話題を呼び、どんなグループが涙を見せるのでしょうか。今まだ結成されていないグループが、来年のTIFを揺らしているかもしれません。今からTIF2018が楽しみです!

3日間出演されたアイドルの皆さん、スタッフの皆さん、そして参加されたファンの皆さん、本当にお疲れさまでした。また来年お会いしましょう! 今回のレポートは以上です。