吸収すべき年代と言われている20代だが、『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』著者・四角大輔さんは「むしろ、捨てるべき」と話す。“捨てる”ことのメリットと、意識しておきたいポイントとは? “24時間オンライン時代”の損をしない「捨てる」技術その1。[ https://ure.pia.co.jp/list/genre/custom?c=life_simple ]

四角大輔 (Lake Edge Nomad Inc.代表)

テレビ・新聞、あるいはパソコンで朝からニュースをチェックし、通勤電車でもスマートフォンで情報収集。仕事ではインターネットを使って資料を集め、帰宅後はFacebookで友人・知人の書き込みをチェック……と、日々多くの情報と格闘し、知らず知らずに心身を疲弊させてしまっている人は少なくないだろう。

黙っていても、あらゆる情報が自然に集まってくる“24時間オンライン時代”。モノも情報も、本当に大切なのは数多く「集める」ことでなく、上手に「捨てる」ことなのではないだろうか?

今年7月に刊行されたベストセラー『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』(サンクチュアリ出版)の著者・四角大輔さんを中心に、ライフスタイルのシンプル化=不要なモノや情報を「捨てる」ことを推奨する識者に話を聞き、そのメソッドを紹介してもらった。

 

「なんでも吸収する」から、「捨ててシンプルに」へ

ビジネスパーソンにとって20代は、一般に「何でも吸収すべき年代」と捉えられている。確かに、インターネットや新聞でさまざまな情報を集め、ビジネス書でスキルを学び、また人脈を広げて多様な価値観を取り入れることは重要に思える。

しかし、パソコンやスマートフォンを通じて常に新しい情報が発信されている“24時間オンライン時代”の今、「そこから何を選び、取り入れればいいのか」と、混乱してしまうことはないだろうか?

そんな若手のビジネスパーソンに対して、「むやみに吸収することよりも、捨てることが重要」だと説くのは、『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』(サンクチュアリ出版)の著者・四角大輔さんだ。

レコード会社で営業マンを務めたのち、プロデューサーとして絢香やSuperflyなど数々のスターを輩出、現在はニュージーランドの森と東京都心を行き来するノマドライフを送る四角さんは、自身の経験をもとに「不要なものを捨てて、物事をシンプルに考える」ことを提案している。