「いよいよ時代は『ノイズジャングル』に突入しました。家にいても、電車に乗っていても、街を歩いていても、ネットや広告媒体から異常な量の情報を浴びます。自分の核となる部分――必要な情報を選り分けるための判断基準が未確立の若い世代には、すべての情報が大事に思えてしまう。結果として思考が複雑化して混乱し、自分を見失ってしまいます。“何でもインプットしよう”という姿勢で外に目を向ける前に、まず“ノイズ”を捨てて、内なる心の声にアクセスし、自分のスタイルや“自分軸”を確立すべきです」

四角さんの言う「ノイズ」とは、自分にとって不必要なモノや情報の総称だ。「あれもこれも」とモノや情報を集めていくうちに、自分と向き合う時間がなくなり、心身は知らず知らずのうちに疲弊していく。

四角さんは、「今の時代に必要最低限な武器は
3つ。ソーシャルメディア・英語・デジタルデバイスです」と話す。

「仕事ができる人は自分の興味に忠実で、いつでもシンプルな考え方をします。情報をシャットアウトする“オフラインの時間”を意識的に作り、ときには自分と向き合うことが大切です。一般知識や雑学的なノウハウについても、中途半端な興味ならバッサリ切って、自分が本当に関心を持てることに集中すべき。そのことで日々は充実し、仕事効率も上がり、結果として自分の独創性を磨くことにもつながります」