柏原駅、近鉄道明寺線のホームを見て、驚き。ホームい色が違う2層の歴史が……。下が古びた茶色い石積み、上が白いコンクリート積み(?)。明らかに古いホームを“かさ上げ”した痕跡が見られる。
柏原駅を離れ、大和川の河川敷を走って戻る。高校生の部活タイムとなり、ランニングする男子と目が合い、「こんにちは」と声をかけられて、なぜかポッと……。
川の水面と土手の緑を眺めながらママチャリを走らせる。このあと仕事があるということを忘れてしまいそうな牧歌的光景に酔いながら。
自由気ままにレンタサイクルを走らせて、再び八尾南から谷町線へ。ポコッと空いた4時間をフル活用(!?)してアポイント先へと引き返します。
わかっているけどやっぱり大後悔!?
出張の合間をレンタサイクルで走り回り、ひと仕事終えて新幹線などで帰るという場合、記憶に鮮明に残っているその日のうちに、“復習”しておきます。ちょっと一杯、呑みながらでもいいので、スマホなどでササッと今回の行程をおさらいします。
今回は、レンタサイクルでめぐった“基地ヒーリング”を復習するために、梅田の“駅地下串揚げ屋”をチョイス。立ち飲みダークダックススタイルで、スマホの地図を見ていると、「自分、何探してんの?」と隣りのおじちゃんが話しかけてきてくれました。
そこからが驚きの連続。今回訪れた近鉄道明寺線は「明治・大正期につくられた線路で近鉄の元祖だった?」とか、かつてJR八尾駅の北方にあった竜華機関区の「名残」があるとか、八尾空港へと続く国鉄時代の引込み線の廃線跡があるとか、藤井寺の古墳群も見落としていたとか……。
ここでドカンと後悔するわけです。何も調べないで行った自分を悔やみますが、そのいっぽうで、こうしてちょっとしたひとり酒の時間に、知らない人と「えええっ! そうだったんですか!」と盛り上がれるひとときもうれしかったりします。
いっぱい話して、いろいろ教えてもらって、思いっきり後悔して、「また行きたい!」と思う。これが車両基地ヒーリングの醍醐味かもしれませんね。