左から「ゴン・ラムベトナム パクチーラーメン 80g」、「ゴン・ラムベトナム パクチー焼きそば 80g」価格は各95円。原産国はベトナムで本場の味を楽しめる

コロナ禍により家で食事をする機会が増えた昨今。リモートワークの隙間時間を活かして料理にチャレンジする人も急増している。そこで輸入食材に注目し、さまざまな商品を実食してレポートしよう。今回、選んだのは独特の風味に夢中になるファンが多く、“パクチニスト”という名称も生まれたパクチー。ベトナム産のインスタントパクチー麺2種類を食べてみた。

3分半で完成! レンジでできる本格パクチーラーメン

最初にいただくのは「ゴン・ラムベトナム パクチーラーメン80g」。一袋95円とお財布に優しい価格のため、パクチー初心者でもチャレンジしやすいのではないだろうか。作り方は、レンジで作る方法、鍋で煮込む方法、お湯を注ぐ方法の3種類が記載されている。今回は日本のインスタント麺にはなかなか記載のないお湯を沸かすことも、鍋を準備することも不要なレンジでの調理を試してみたい。

材料は水350ccのみ。「乾燥野菜」の袋にはパクチーがたっぷりと入っており期待が高まる。麺、調味料、水、全てを器に入れたらラップをかけてそのままレンジへ!3分30秒温めるだけで簡単に完成する。ラップを剥がした瞬間にパクチーのいい香りが広がり食欲をそそる。

麺を混ぜることでさらにパクチーの存在感がアップ。一口食べればその味わいが口いっぱいに広がる。調味油の赤色が目立つため刺激の強い味を想像していたが辛さはなく、チキンのスープは意外にも優しい味わい。油揚げ麺もほのかな甘みを感じ、全体的にあっさりとした仕上がりだ。

パンチの効いたパクチーの風味を期待する方は生のパクチーや柑橘系を足したほうがより深い味わいを楽しめそう。さらにもやしや鶏肉などを加えれば本格的なベトナムラーメンが再現できる。

ソースとの相性抜群! 爽やかな風味がクセになるパクチー焼きそば

続いていただくのは「ゴン・ラムベトナム パクチー焼きそば 80g」。こちらも同じく一袋95円とリーズナブル。内容は「乾燥野菜」「粉末スープ」「調味油」の3種類が入っており、フライパンを使って調理をしていく。

フライパンに350mlの水を入れ沸騰したら麺を投入。片面を30秒茹でたらひっくり返し、さらに1分経ったところで麺をほぐす。同時に調味料を混ぜ、水分がなくなったら出来上がり。全工程3分ほどで完成する。

少しマイルドな味わいのソースとパクチーの相性は抜群。さらにレモングラスの風味が加わり、爽やかさを引き立てている。麺は若干柔らかめで重たくなくあっという間に完食してしまった。こちらは生パクチーに加えシーフードや目玉焼きとの相性もよさそうだ。

どちらも十分にパクチーの香りと味が効いており、レベルの高さがうかがえた。トッピングを工夫すればさらに本格的なベトナム料理として食卓を彩ってくれるだろう。安くて簡単に本場の味わいを楽しめるパクチー麺。さまざまなアレンジにチャレンジしたくなるリピート決定の完成度だ。(エフェクト・霜越緑)

※記事中の価格は購入時もの