その後、彼女たちは先述の【代々木公園けやき通り】で、定期的な路上ライブを行うようになります。ここはももクロ以前からスターダストの新人が路上パフォーマンスを行う場所として定番でした。新人のみならず、2000年には持田真樹が『月刊持田真樹』の発売記念サイン会も開催しています。ももクロの聖地である以前に、スターダストの聖地だったわけです。それはさておき、ここで彼女たちの現在の圧巻パフォーマンスの礎が築かれたことは間違いありません。
そんな伝統の代々木公園けやき通りですが、音響機材の規制がかかったことにより、撤退を余儀なくされます。そこで、新たに10月からももクロのライブ会場となったのが【飯田橋ラムラ】。この時期に早見あかりや佐々木彩夏が加入し、最大9人編成だった時代もありました。一方で、初期メンバーの脱退もあり、次第に後のCDデビュー時の編成に近付いていきます。
■2009年 インディーズデビュー─イメージカラー誕生の時代の聖地■
【石丸ソフト本店(閉店)】【秋葉原UDXシアター】【池袋東武デパート屋上】
この年の5月、ついにももクロのCDデビューが発表されました。当時、彼女たちは他のスターダストの新人たちとともに「スタ☆フェス」というイベントに出演していました。7月26日に【石丸ソフト本店】で行われた回のももクロライブのアンコール曲で、有安杏果も登場。新メンバーとして加入することが発表されます。
デビューシングル『ももいろパンチ』リリースを8月5日(当初の7月22日発売予定から延期)に控えた中での発表でファンは驚きましたが、現ももいろクローバーZメンバー+早見あかりという、後の発展期の6人体制はここで確立されました。
石丸ソフト本店は2011年に閉店し、PCショップを経て、まもなく大手カラオケBOXチェーンのパセラがオープンする模様です。この店でももクロナンバーを熱唱するモノノフが続出することは必至でしょう。