新世代の「Kindle Paperwhite」は3モデルをラインアップ

Amazon.co.jpは9月21日に「Kindle Paperwhite」の新モデルを発表した。今回は通常モデルに加えて「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」「Kindle Paperwhite キッズモデル」の計3モデルをラインアップする。

性能が大幅にアップ USBはType-Cに変更

Kindle Paperwhiteは従来モデル(6インチ)より大きい6.8インチのディスプレイを採用。ベゼル幅が狭くなっているので、本体サイズの大型化は縦横ともに10mm以下に抑えられている。フロントライトはLED5個から17個に増え、従来比10%明るくなった。さらに色調調節ライト機能も新搭載している。

バッテリー寿命は従来モデルから約65%向上。これまで数週間としていたが、1回の充電で最大10週間(ワイヤレス接続OFFで1日30分使用した場合)まで延びた。また充電コネクターはmicro USBからUSB Type-Cになり、使い勝手が高まっている。

ストレージは8GB(一般的な書籍の場合、数千冊を保存可能)。カラーはブラック。防水機能はIPX8。保証は1年間。価格は広告つきモデルが1万4980円、広告なしモデルが1万6980円。9月21日22時に予約販売を受け付け、10月27日から出荷を開始する。

ワイヤレス充電対応のシグニチャーエディション

Kindle Paperwhiteの上位モデルにあたるシグニチャーエディションは、周囲に合わせて明るさを自動調整する機能を搭載。充電方式はケーブル接続だけでなく、ワイヤレス充電にも対応している。ストレージは32GBと通常モデルの4倍で、テキストのみの書籍だけでなく漫画や雑誌の保存にも向いている。保証は1年間。価格は1万9980円で、11月10日の出荷開始を予定している。

別売りのアクセサリーとしてシグニチャーエディションで使えるAnkerのワイヤレス充電スタンドも合わせて発売。価格は単体が3480円、本体とのセットが2万2460円。出荷開始は12月1日を予定。

初のキッズモデルをリリース 「Amazon Kids+」が1年間無料

キッズモデルはハードウェアではKindle Paperwhite通常モデルと変わらないが、ソフトウェアでいくつかの違いがある。まず、1000冊以上の子どもに人気の本が読み放題のサブスクリプションサービス「Amazon Kids+」が1年間追加料金なしで利用できる。同サービスでは常時ラインアップを更新しており、10月1日には集英社みらい文庫の「鬼滅の刃 ノベライズ」が提供開始される予定だ。

さらに読書をサポートする機能として、辞書や単語帳、難しい英単語を簡単な単語で説明するWord Wise、読書履歴に基づくおすすめの本の表示、読書時間などの目標に応じたバッジやメダルの付与などを搭載する。保護者向けには子どもの読書状況を確認できる見守り機能も提供している。

キッズモデルは本体を保護するキッズカバーが付属。ブラック・エメラルドフォレスト・ロボットドリームの3種類を用意する。保証期間は通常モデルより長い2年間に設定しており、壊れても無料で交換してもらえる。なお、キッズモデルはAmazon KidsとKindleでモードを切り替え可能で、親子で兼用することもできる。価格は1万6980円。