「樫尾俊雄賞」を受賞した佐藤 迪洋さんの作品「足ツボ発電」

樫尾俊雄記念財団が運営する樫尾俊雄発明記念館は、小学生を対象とした「第4回 樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」を開催し、第1次・第2次審査で選出された高学年5人・低学年5人の計10人が1月23日にオンラインで行われた最終選考会で、最優秀賞である「樫尾俊雄賞」を高学年の部で静岡県磐田市立磐田西小学校5年 佐藤 迪洋さん、低学年の部で青森県八戸市立小中野小学校3年 知野 和仁さんが受賞した。

審査員には、G-SHOCKを開発した伊部菊雄氏が加わり、音力発電 代表取締役 速水浩平氏、ガリレオ工房理事 滝川 洋二氏、サイエンスパフォーマー すずき まどか氏、樫尾 隆司 樫尾俊雄記念財団 理事の5名で審査した。

優秀賞の発明記念館賞は、高学年の部で東京都中央区立豊海小学校5年 緑川 詩織さん、低学年の部で愛知県刈谷市立富士松南小学校3年 加藤 孝治さんが受賞した。このほか、発明アイディア奨励賞は、高学年の部で愛媛県松山市立桑原小学校4年 秦 朋佑さん、低学年の部で長崎県諫早市立田小学校1年 藤岡 美雨さん、審査員特別賞には、高学年の部で愛知県刈谷市立日高小学校5年 河村 実歩さん、刈谷市立双葉小学校5年 中川 朝陽さん、低学年の部で宮崎県宮崎市立東大宮小学校3年 平田 あいさん、刈谷市立双葉小学校3年 川口 慶士さんが受賞した。

コンテストには「人の役に立つもの」「日常の生活に便利なもの」「未来の世界であったらいいなと思うもの」をテーマに、全国19都道府県の小学生から174作品の応募があった。今回の応募作品には、高学年の部では世相を反映した海洋ゴミといった身近にある環境問題や長寿社会にともなう健康問題などに関するアイディアが多く、低学年の部では家族への思いやりや人と動物が仲良く共存するなどの多彩な着眼点による素晴らしいアイディアの作品が多数集まった。

樫尾俊雄 発明アイディア コンテストは、発明による社会貢献の喜びを次世代に伝えることを目的としたコンテスト。第4回の受賞作品は、東京都世田谷区の樫尾俊雄発明記念館で展示する。

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