撮影:奥山智明

みなさーん! 大ニュースです!
ビートルズが47年ぶりに来日しましたよー!
「TOKYO ROCKS」のブラーも「フジロック」のビョークもすごいですが、それ以上の大ニュースですよー!

……はいそうです、当然本物のビートルズが来日するはずはありません。今回日本初来日を果たしたのは、世界的ビートルズトリビュートバンド『The Fab Four(ザ・ファブ・フォー)』のみなさん。今週末の3月30日(土)に舞浜アンフィシアター(東京ディズニーリゾート内)で初の来日公演『WANNA BE祭-なりきりビートルズ!ヤァ!ヤァ!ヤァ!』を行うのです。
 

The Fab Fourのみなさん。拡大画像表示

「トリビュートバンドって、要はただのモノマネバンドでしょ?」と思っている人、甘い! 彼らは'97年結成。カリフォルニアを中心に活動を開始し、今や世界中からライブのオファーが絶えない超人気者なのです。その理由はライブパフォーマンスのクオリティにあります。

前記~中期~後期と、ビートルズの歴史をほぼ網羅したレパートリーの豊富さに加え(なんと各メンバーのソロ曲までカバーしているとのこと!)、1曲1曲の再現率の高さがハンパじゃないんです。その実力は昨日3月28日、お台場・ダイバーシティ東京 プラザで行われたライブを見ていただければお分かりいただけると思います。(https://www.youtube.com/watch?v=xPW9AGXGtfU&feature=youtu.be)

 

 

『She Loves You』『Twist & Shout』……ビートルズ初期の名曲がライブで聴ける日が来るなんて、ファンなら感涙モノでしょう。たまたま通りかかった中学生男子の集団が「なんかめっちゃ紳士なバンドだな、スーツ着てるし」と言っていたのには笑いましたが。おい君たち! あれはビートルズなんだぞ! いや、本物ではないけど!

とは言えビートルズを知らない2013年を生きる中学生の足を止めるだけの説得力が、The Fab Fourのライブにあったことは事実。彼らのライブを見てると、ビートルズナンバーそのものの普遍的な魅力を再発見できるんですよね。